「利益が出た!」って何を見ればいいの?
新NISAが始まり、投資を始めた人もかなり増えました。
ネットの記事やSNSを見ると、
「今日は3万円利益が出た!」
「評価益が100万円突破!」
このような言葉をよく見かけます。
でも投資を始めたばかりだと、
「どこを見て利益って言ってるの?」
と疑問に思う人も多いのではないでしょうか。
実は投資には「利益」といってもいくつか種類があります。
今回は初心者の方でも分かるように、
- 利益はどこを見ればいいの?
- 含み益って何?
- 売るまで利益じゃないって本当?
- 投資信託でも同じ?
- 新NISAではどう考えればいい?
これらを順番に解説していきます。
それでは見ていきましょう。
投資の利益はどこを見れば分かるの?
自分のお金が今どれくらい増えているのかは、証券会社のアプリやホームページを開けばすぐ確認できます。
見る場所は、
「資産残高」
「保有商品一覧」
「口座管理」
などです。
ここで確認してほしい言葉は3つだけです。
利益を見るために覚えておきたい3つの言葉
① 評価額
現在あなたが持っている株や投資信託の価値です。
簡単に言えば、
「今売ったらいくらになるか」
という金額になります。
② 取得金額
あなたが購入した時の金額です。
いわゆる元本ですね。
例えば10万円で購入したなら、
取得金額は10万円になります。
③ 評価損益(ここが一番重要!)
評価額から取得金額を引いた金額です。
つまり、
今現在の利益や損失
になります。
例えば、
取得金額:100,000円
現在の評価額:120,000円
なら、
評価損益は
+20,000円
となります。
この「+2万円」が現在の利益です。
利益が出ている状態はどう見分ける?
証券会社によって表示方法は少し違いますが、
次のようになっていれば利益が出ています。
- 評価損益が「+」になっている
- トータルリターンがプラスになっている
- 含み益と表示されている
表示色も証券会社によって違います。
例えばSBI証券や楽天証券では、
プラスが赤やオレンジ、
マイナスが緑や青
など色分けされています。
「含み益」と「実際の利益」は違う
初心者が一番勘違いしやすいポイントです。
例えば評価損益が
+50万円
になっていたとしても、
まだ売却していなければ、その利益は確定していません。
これを
含み益
と呼びます。
実際に売却した時点で初めて、
実現益(確定した利益)
になります。
つまり、
画面に表示されている利益は、
まだ”途中経過”なんですね。
翌日には40万円になることもあれば、
60万円になることもあります。
SBI証券・楽天証券ではどこを見ればいい?
SBI証券
- ログイン
- 「口座管理」
- 「資産総額」
- 「評価損益」を確認
楽天証券
- ログイン
- 「保有商品一覧」
- 「資産内訳」
- 「評価損益」または「トータルリターン」を確認
どちらも見る場所はほぼ同じです。
初心者が覚えておきたい3つのポイント
毎日チェックしすぎない
株価は毎日動きます。
今日はプラスでも、
明日はマイナスになることも普通です。
毎日一喜一憂してしまうと疲れてしまいます。
長期投資なら、
週に1回や月に1回程度確認するくらいでも十分です。
売るまで利益は確定しない
評価益はあくまで「現在の評価」です。
売却して初めて利益になります。
そのため、
画面がプラスだからといって、
必ずその金額が手元に入るとは限りません。
新NISAは長期投資向け
新NISAは、
10年、20年と長く積み立てるほど効果を発揮しやすい制度です。
短期間の値動きより、
長い目で資産を育てることを意識しましょう。
投資信託でも見方は同じ?
もちろん同じです。
株でも投資信託でも、
見る場所は評価損益です。
違うのは価格の呼び方だけ。
株は
株価
投資信託は
基準価額
と呼びます。
どちらも
「今の価値」
という意味になります。
投資信託は1日に何回価格が変わる?
株は市場が開いている間、
リアルタイムで価格が変わります。
一方、
投資信託は1日に1回だけ基準価額が更新されます。
昼間に何度見ても数字が変わらないのはそのためです。
夜から翌朝にかけて更新されることが多いので、
確認するならその時間帯がおすすめです。
新NISAの分配金は現金でも受け取れる?
受け取ることはできます。
ただし、
初心者には再投資型がおすすめです。
現金受取と再投資の違い
現金受取
分配金が証券口座へ振り込まれます。
生活費として使いたい人には便利です。
再投資
受け取った分配金を使って、
自動で投資信託を買い増します。
利益がさらに利益を生む
複利効果
を最大限活かせます。
長期投資ではこちらを選ぶ人が圧倒的に多いです。
人気の投資信託は「分配金が出ない」ものが多い
ここは意外と知られていません。
オルカンやS&P500で人気の
eMAXIS Slimシリーズなどは、
そもそも分配金を出さない設計
になっています。
利益は分配されず、
ファンドの中で運用されるため、
基準価額が成長していきます。
そのため、
「分配金を受け取るか再投資するか」
を気にする場面自体が少ない商品です。
分配金の再投資でNISA枠は減るの?
これは商品によって違います。
分配金を実際に支払う投資信託で「再投資コース」を選んでいる場合は、その再投資分が新たな買付となり、NISAの年間投資枠を利用するケースがあります。
一方で、オルカンやeMAXIS Slim 米国株式(S&P500)のような無分配型ファンドは、そもそも分配金を払い出さず、ファンド内部で運用成果が反映されるため、分配金の再投資によってNISA枠を使う心配はありません。
つまり、現在つみたて投資枠で人気の商品を積み立てている人の多くは、この点を過度に気にする必要はありません。
結論
投資で利益が出たかどうかを見るポイントは、とてもシンプルです。
まずは
「評価損益」
を見る。
プラスなら利益、
マイナスなら損失です。
ただし、その利益はまだ「含み益」であり、売却するまでは確定していません。
また、長期投資では毎日の値動きに一喜一憂するよりも、時間を味方につけることが大切です。
新NISAは、資産形成を長い時間をかけて行うための制度です。
焦らず、コツコツ積み立てながら、ときどき評価損益を確認するくらいの気持ちで続けていきましょう。
投資は短距離走ではなく、マラソンです。
長い目で資産を育てていけば、きっと将来の大きな力になってくれるでしょう。
それではまた別の記事でお会いしましょう
🟡 おまけコーナー:「明日って何の日?」
8月28日
【気象予報士の日】
💡 由来と目的
- 第1回国家試験の実施:1994年(平成6年)8月28日に、日本で初めて「気象予報士国家試験」が実施されたことに由来します。
- 制度の目的:気象庁以外の民間企業や個人が独自の天気予報を行う際、その予報の技術水準や信頼性を担保するための技能試験として創設されました。
- テレビ予報の変化:この資格ができたことで、それまでの「気象庁の原稿をアナウンサーが読む」スタイルから、独自の分析を交えた多彩な天気予報へと変わっていきました。
📊 試験の難易度(雑学)
- 合格率:記念すべき第1回の合格率は18%でしたが、現在の平均合格率は約5%と、非常に難易度の高い国家資格として知られています。