先日発表された『サラリーマン川柳』ですが、世相を色濃く反映していてとても面白いと思い毎年見ていたりします。皆さんもクスッと笑ったり、共感できる句があったりと、頷きながら読んでたりすると思います。そこで今回は選ばれた句を見ながら、今の日本の中身を少しばかり考えてみたいと思います。
『サラリーマン川柳』っていつの間にか名称が変わっていた
毎年発表されて、いつも見ているって言ってしまいましたが、コンクールの名称が
『サラッと一句!私の川柳コンクール』
になっていたようですね。気付かなかったなぁ、、、汗 タイトルを短く言えば『サラ川』ネーミングの妙ですな!考えた方は凄い!
それはさておき、今年も発表となりましたが、個人的に面白いと思ったものをいくつかご紹介しますね。
『新札の 顔に無縁の キャッシュレス』
『キャッシュレス 影薄くなる 偉人達』
『口きかぬ 子のインスタに いいね!押す』
『バイトしろ うかつに言えぬ 今の親』
*詠んだ方の名前は省略させていただきました。
今の日本が見える句ばかりで面白い
なかなかに世相を反映していると思える句だと思います。キャッシュレスが一般化しつつある時代にデザインを変えて新札を出すのってどうなの?って感じた方は少なくないと私は思っています。私も、、、費用をかけて出す必要あるのかな?と思った1人です。
SNSが浸透した日本でも、海外でも似たような事は起きていると思いますが、家族内での会話がインターネットの普及で少なくなって、、、でも実はSNSでは繋がっていた、、、なんて事が今ではあり得るわけですから、不思議な時代だと感じます。
近年ニュースに登場する回数が増えている『闇バイト』。学生だけではなく、社会人でも副業でアルバイトをする時代です。そんな時代にバイトでもしろって言えば、、、簡単に稼げるお仕事(闇バイト)が浮かんでしまう親心もわかりますよね。
川柳ではクスッと出来ますが、、、
現代日本の今が見えるとても良いコンクールだと思って毎年発表されると見てしまうのですが、よくよく考えてみれば、現実世界が色濃く反映されている句ばかりです。今回選出された句の中にも、普段の生活の中で面白い場面を切り取ったものもあります。しかし、やはり生活の厳しい一面を詠んだものもあります。川柳ではクスッと出来ても、実際問題としては厳しい現実なんだと改めて思います。願わくば、明るい話題で溢れる川柳で埋め尽くされるようになってほしいと思うのは、私だけでしょうか?皆さんは今回の川柳、どのように感じましたか?
それではまた別の記事でお会いしましょう