皆さんは『お墓』について考えた事や親や子供と相談した事ってありますか?人間は誰しも必ず死にます。それは避けられないのです。いずれは皆さんも考えないといけない事です。今回は『お墓』について少し考えたいと思います。
現代の『お墓事情』は昔とかなり様変わりした
現代のお墓事情は一昔前とだいぶ違うようです。日本だと仏式(フランス式ではないですよ)が主流だと思います。宗派は色々あるようですが、ここでは割愛します。私の祖父・祖母の世代(85歳以上)だと、先祖代々のお墓がお寺さんにあってそこに入るように決まっているのが基本で、分家さんも同じお寺さんや、居住地域のお寺さんにお墓を建てるってことが一般的だと思います。しかしながら、今の日本は少子高齢化が進み、家庭も核家族化、単身者のみ、夫婦のみの家庭も増えています。その為、お墓自体の管理をされる人が減っている事やお寺さんの檀家さんも減少傾向だそうです。お墓の維持・管理が出来ないとどうなるか?心配になりますよね。
墓じまいが増加しているようです!
『墓じまい』とはその名の通り、今あるお墓を解体して更地にするという事です。そんな事して大丈夫なの?と思われるかもしれませんが、近年はこの墓じまいが増加しているんだそうです。厚生労働省が公開しているデータがあります。先祖代々受け継がれてきたお墓を解体・撤去して墓じまいする事例は、2016年は9万7,317件、2017年は10万4,493件、2018年は11万5,384件となっています。これを見た時にビックリしました。意外と多いんですね。私の住んでる地域のお寺さんのお墓も空きが出ていると言ってますし、お墓の予約がキャンセルされる事もあるんだとか、、、
今のお墓事情はどうなってるの?
墓じまいをされる人は生きている人ですよね?亡くなった方では手続き出来ませんからね。では今生きている方はお墓ってどうするんでしょうか?『永代供養』が多いようです。お寺さんが供養しますよって事らしいです。私も詳しい方ではないので申し訳ない。お墓のスタイルも変化しています。私の場合は両親の意向で『樹木葬』にしました。墓石は石板のみで名前(戒名)を刻んで、樹木の下に埋めるって感じです。周りにも同じように石板が並び、集合墓地みたいな感じになっています。もちろん永代供養でお願いしています。今の親世代の考え方が多様化しているようで、子供や孫世代に迷惑を掛けたくないとか世話させるのは気が引けるというようになってきているようで、管理がお寺さん任せにできる方法を考える人が増えているのが実情のようです。
死んでからの事はわからないからなぁ、、、と感じつつも自分が死んだらどんな扱いになるのかは考えてみても良いのでは?そん事を思ったりしています。正直、お墓って建てるにしても墓じまいするにしてもビックリするくらい費用がかかります。経験した事ある人はわかってもらえると思います。経験の無い方は一度調べてみることをお勧めします。ある程度年齢が来てからって考えていると、費用が用意できなかったりして大切なパートナーをどうしようかって慌てる事にもなりかねません。事前に準備しておく事は大切ですよ。
それではまた別に記事でお会いしましょう