皆さんが生活している中で欠かせない物の中に『電器』があります。お家でもお店でも会社でもお世話になっているものです。近年その『電器』に大きな話題がありました。ご存知でしょうか?タイトルにもあるように『蛍光灯』に関するものです。今回は蛍光灯について触れてみたいと思います。
蛍光灯の時代の終焉
まずは蛍光灯の歴史について少しだけ触れておきますね。蛍光灯が販売され始めたのは『1937年アメリカ』とされています。意外と最近なんですね。まだ100年も経過していないようです。そこから日本の東芝やパナソニック(旧松下電器)など様々な会社も蛍光灯を開発・販売してきました。そんな生活に密着した一時代を築いた製品が終わりを迎える事になるようです。
*開発の歴史や仕組みについては長くなり過ぎますのでここでは割愛させて下さいね
蛍光灯の生産が終了する理由とは?
実は・・・『蛍光灯』には『水銀』が使われているってご存知ですか?私は知らなかったですね。この水銀なんですが、皆さんご存知の通り、人体にも環境にも良くない物質です。水銀によって引き起こされた公害問題も記憶にある方も多いでしょう!その代表的なものに熊本で発生した『水俣病』があります。それにも大変関係が深く、世界的にも水銀の使用を規制しましょうという事になりました。そこで水銀に関する水俣条約という条約が、2013年10月に熊本県で開かれた外交会議で採択・署名され、2017年8月16日に発効されました。この条約で、水銀が使われている製品は製造や輸入を禁止しますって事になりました。いきなり蛍光灯を無くしますよって事ではないですが、段階的にLEDなどに変えていく事になっています。生活に深く浸透している物ですから、いきなり全部というのは厳しいですよね。
いつから蛍光灯は買えなくなるの?
気になるのは、いつから買えなくなるの?って事だと思います。簡単に説明すると、一般照明用の蛍光灯の製造・輸出入は、2027年末までに段階的に廃止されることが決定されています。ただし、『既に使用している製品の継続使用や、廃止日までに製造された製品(在庫)の売り買いは可能』とされています。すぐに買えなくなるわけではないようです。要は在庫限りのあるだけ販売って事になるようです。いずれは『LED』が使われているものに交換しないといけなくなるようですね。皆さんもご自宅の照明を気にしてみて下さい。割と照明器具ってたくさんありますよ!
今回は生活必需品として普及している蛍光灯についてでしたが、皆さんも決して避けられない問題です。出来れば今のうちに少しずつ交換していくことをお勧めします。夏前のエアコン工事と一緒で、いざって時に在庫がなかったり、取り付け工事の業者さんがなかなか来れなかったりとかありますからね。対応はお早めに!と勝手に考えてしまいました。
それではまた別の記事でお会いしましょう