お金は増やすだけじゃ意味がない。“人生を豊かにする使い方”を考えよう

投資はしてるけど、増やしたお金をどう使うかの勉強ってしてますか?

最近は本当に「投資」が身近な時代になりましたよね。

少し前までは「投資=お金持ちがやるもの」というイメージを持っている人も多かったと思いますが、今では新NISAの影響もあり、新社会人や20代でも普通に投資を始める時代になりました。

SNSを見れば、
「毎月○万円積立してます!」
「オルカン買ってます!」
「資産○○万円達成!」
そんな投稿が次々流れてきます。

もはや投資をしていないと、
「自分だけ遅れてる?」
「やってないのヤバい?」
そんな感覚になる人も少なくないと思います。

もちろん、投資そのものは悪いことではありません。

むしろ、将来に備えて資産形成をすることは大切ですし、若いうちから金融知識を持つことは素晴らしいことです。

ただ最近、筆者が少し気になることがあります。

それは――

「お金を増やす勉強」はしているのに、“どう使うか”の勉強は置き去りになっていないか?

ということです。


若い世代ほど「投資しなきゃ」という空気が強い時代

今の若い世代は、かなり高い割合で投資をしています。

実際、新社会人の中には初任給から投資を始める人も増えており、毎月の給料の1〜2割以上を積立投資に回しているケースも珍しくありません。

背景には、

  • 新NISAの普及
  • 将来の年金不安
  • 物価高
  • SNSによる情報拡散
  • 学校での金融教育

などがあります。

特に最近は「貯金だけでは危険」という言葉をよく見かけます。

確かにインフレを考えれば、その考え方自体は間違いではありません。

でも問題なのは、“目的”より先に“投資すること自体”が目的化してしまっている人が増えていることです。


「みんなやってる」が一番危ない

今はSNSの影響が本当に大きい時代です。

友人や同世代が、
「NISA始めた」
「積立設定した」
「株買った」
そんな話をしていると、やっていない自分が不安になる。

いわゆるFOMO(取り残される恐怖)ですね。

でも、ここで一度立ち止まって考えてほしいんです。

“自分は何のために投資をしているのか?”

これを考えずに始めてしまうと、かなり危険です。

例えば、

  • 周囲に合わせて無理な額を積立する
  • 趣味や旅行を我慢する
  • 友人との付き合いを減らす
  • 自己投資を削る
  • 生活費ギリギリまで投資に回す

こうなってしまう人もいます。

これ、本当に豊かな人生なんでしょうか?


若いうちにしかできない経験は、あとから買い戻せない

ここが今回一番伝えたい部分です。

お金は後からでも増やせます。

でも、

  • 若い体力
  • 若い感性
  • 若い時間

これだけは絶対に戻ってきません。

20代で行く旅行と、50代で行く旅行は同じではありません。

若い頃の無茶な挑戦。
友人との深夜の語り。
新しい趣味にハマる時間。
勢いだけで行った知らない土地。

そういう経験って、その時の年齢だからこそ価値があるんです。

もちろん年齢を重ねても旅行はできます。

でも、「若い頃だから感じられた熱量」って確実に存在します。

筆者自身、年齢を重ねてから「あの時もっと色々やっておけばよかったな」と思うことがあります。

だからこそ今の若い世代には、投資だけに偏りすぎてほしくないんですよね。


『DIE WITH ZERO』が支持される理由

最近話題になった DIE WITH ZERO という本があります。

この本では、
「人生で大切なのは、お金を残すことではなく、経験を最大化すること」
という考え方が語られています。

特に印象的なのが、

“思い出には配当がある”

という考え方です。

例えば若い頃に行った旅行。

その時だけ楽しいのではなく、
何年後も、
「あの時楽しかったな」
と思い返せますよね。

経験は、一度使ったら終わりではなく、人生の中で何度も幸福感を生み出してくれる。

これは単なる浪費とは全く違います。

むしろ人生への投資なんです。


「節約=正義」ではない

最近は節約系の情報もかなり増えました。

  • コンビニは無駄
  • 外食は浪費
  • 飲み会はコスパ悪い
  • サブスク全部解約
  • ペットボトル買うな

確かに無駄遣いを減らすことは大切です。

でも極端になりすぎると、人生がどんどん窮屈になります。

お金って、本来は人生を豊かにするための道具なんですよね。

なのに、

「減らさないこと」
「貯め続けること」
「投資額を増やすこと」

だけが目的になると、いつの間にか“お金のために生きる状態”になってしまう。

これって本末転倒だと思うんです。


「消費」「浪費」「自己投資」を区別する力が重要

お金の教育で本当に大事なのは、単なる節約術や投資知識だけではありません。

大切なのは、

“自分にとって価値のあるお金の使い方を判断する力”

です。

例えば、

消費

生活に必要なお金。

  • 家賃
  • 食費
  • 光熱費

など。

浪費

後で後悔しやすい支出。

  • 見栄のための買い物
  • SNS映えだけの消費
  • ストレス発散だけの衝動買い

など。

自己投資

未来の自分に返ってくる支出。

  • 資格
  • 勉強
  • 旅行
  • 人との出会い
  • 新しい挑戦

など。

ここを見極める力って、実は投資知識以上に人生を左右すると思うんですよね。


貯金も立派な「安心への投資」

投資をしていないと、
「何も考えてない人」
みたいに言われる空気があります。

でも、それは違います。

現金を持っている安心感って本当に大きいです。

急な病気。
転職。
引っ越し。
親の介護。
人生には何が起こるか分かりません。

そんな時に、

「投資はしてるけど現金がない」

という状態はかなり危険です。

投資は大切。
でも生活防衛資金はもっと大切。

これは忘れてはいけない部分だと思います。


投資は「人生を豊かにするための手段」

結局のところ、投資って目的じゃないんです。

人生を良くするための手段です。

だから、

  • 旅行したい
  • 趣味を楽しみたい
  • 美味しいものを食べたい
  • 家族との時間を大切にしたい
  • 新しい経験をしたい

そういうことのためにお金を使うのは、決して悪いことではありません。

むしろ、そういう経験こそ人生を豊かにしてくれます。


まとめ

最近の投資ブームを見ていると、
「増やすこと」に意識が向きすぎているように感じます。

もちろん資産形成は大事です。

でも、

  • 若いうちにしかできない経験
  • 体が動くうちの挑戦
  • 人との出会い
  • 感動する体験

これらも同じくらい価値があります。

お金は増やすだけでは意味がありません。

“何に使うか”で人生の豊かさは大きく変わります。

投資に回すお金が増えすぎて、
今の自分の人生が苦しくなっていないか。

一度考えてみてもいいかもしれません。

筆者自身、アラフィフになって、
「あの頃の時間は戻らないんだな」
と感じることが増えました。

だからこそ、若い世代には伝えたい。

ぜひ、動けるうちに。
感じられるうちに。

「経験」にもお金を使ってください。

その経験は、きっと人生の中で何度もあなたを支えてくれる財産になります。

それではまた別の記事でお会いしましょう


🟡 おまけコーナー:「明日って何の日?」

6月11日

【学校図書館の日】

学校図書館の日」とは、公益社団法人 全国学校図書館協議会(全国SLA) が制定した、記念日です。学校教育における図書館の重要性を認識し、その活性化を目的としています。

由来と歴史

  • 1997年6月11日の法改正がきっかけ:この日に「学校図書館法の一部を改正する法律」が公布・施行されました。
  • 司書教諭の配置義務化:この法改正によって、12学級以上の全ての学校に「司書教諭(学校図書館の専門的職務を担う教員)」の配置が義務付けられました。11学級以下の学校についても、できるだけ配置することが定められました。
  • 記念日の誕生:学校図書館の歴史において大きな転換点となったこの日を記念し、のちに「学校図書館の日」が制定されました。

学校図書館の役割

学校図書館は単に「読書を楽しむ場所」だけではなく、以下の重要な機能を持っています。

  • 学習情報センター:授業での調べ学習や、児童・生徒の疑問を解決するための場所。
  • 情報リテラシーの育成:必要な情報を自分で探し、選び出す力を育てる場所。