「プライベートクレジット」って何者?高利回りの裏にある仕組みを徹底解説!
近年、日本では空前の投資ブームが続いています。
「新NISAを始めました!」
「将来のために投資を勉強中です!」
そんな声もかなり増えましたよね。
投資と聞くと、多くの人がまず思い浮かべるのは「新NISA」ではないでしょうか。
やはり非課税というメリットは非常に大きく、投資初心者でも始めやすい制度です。
しかし、投資の世界にはNISA以外にも数え切れないほどの商品が存在しています。
その中で最近、世界的に注目を集めているのが――
「プライベートクレジット」
という投資商品です。
「聞いたことがない…」
「なんだか難しそう…」
そう感じる方も多いと思います。
ですが実は、近年は日本の証券会社でも個人投資家向けに販売され始めており、徐々に身近な存在になりつつあります。
しかも特徴は…
- 高利回り
- 毎月分配
- 株と違う値動き
- 年利8〜10%級の商品も存在
…と、かなり魅力的に見える要素が並んでいます。
しかし当然ながら、“高利回りには理由があります”。
今回はこの「プライベートクレジット」について、
- どんな仕組みなのか
- なぜ高利回りなのか
- どんなリスクがあるのか
- 初心者が手を出していいのか
を、投資初心者にも分かりやすく解説していきます!
そもそも「プライベートクレジット」って何?
簡単に言えば、
「企業にお金を貸して、その利息を受け取る投資」
です。
ただし普通の銀行融資とは違います。
通常、企業がお金を借りる時は銀行から融資を受けますよね。
しかしプライベートクレジットでは、
- 投資ファンド
- 資産運用会社
- 機関投資家
などが、銀行を介さず企業へ直接お金を貸し出します。
これを
「ダイレクトレンディング(直接融資)」
と呼びます。
なぜ企業は銀行ではなく、こちらを使うの?
理由はシンプルです。
銀行より借りやすいから
銀行は融資審査が非常に厳しく、
- 財務状況
- 実績
- 担保
- 信用力
などをかなり細かくチェックします。
そのため、
- 成長途中の企業
- 中小企業
- M&Aを進めたい企業
などは銀行融資を受けにくいケースがあります。
そこで登場するのがプライベートクレジットです。
多少リスクが高くても、
「その代わり高い金利で貸しますよ」
という形で資金提供を行います。
つまり、
投資家側は“高金利”を受け取れる代わりに、リスクも負っている
ということですね。
プライベートクレジットの特徴
① 利回りが高い
最大の魅力はやはりここでしょう。
一般的な債券投資より利回りが高く、
商品によっては年利8〜10%前後もあります。
銀行預金とは比べ物にならないレベルです。
ただし当然ながら、
「高利回り=高リスク」
です。
ここを勘違いしてはいけません。
② 変動金利型が多い
プライベートクレジットは「変動金利」が多い特徴があります。
つまり市場金利が上昇すると、
投資家が受け取る利息も増える仕組みです。
そのため、
- インフレ局面
- 利上げ局面
では比較的強いと言われています。
③ 株式市場と値動きが違う
株式市場が暴落しても、直接連動しにくい特徴があります。
そのため、
「株だけだと不安だから分散したい」
という投資家から注目されています。
ただし、
“値動きが見えにくいだけ”
という側面もあります。
後ほど説明しますが、これが怖い部分でもあります。
一番の問題点「流動性が低い」
実はここが最大の注意点です。
株なら、
「ヤバい!売ろう!」
と思えばすぐ売却できます。
しかしプライベートクレジットは違います。
企業への融資なので、
基本的に途中解約が難しい
のです。
商品によっては、
- 四半期ごとしか解約不可
- 解約上限あり
- 数年間ロックアップ
などの制限があります。
つまり、
「逃げたい時に逃げられない」
可能性があるんです。
これは初心者が想像以上にストレスを感じやすいポイントです。
しかも“中身”が見えにくい
上場企業なら、
- 決算
- 株価
- ニュース
など情報が豊富です。
しかしプライベートクレジットの貸付先は非上場企業が中心。
つまり、
外から実態がかなり見えにくい
のです。
気付いた時には、
- 貸し倒れ増加
- 業績悪化
- デフォルト拡大
なんてケースもありえます。
ここは本当に注意が必要です。
日本でも買えるの?
結論から言えば、
もう普通に買えます。
以前は、
- 年金基金
- 保険会社
- 超富裕層
など限られた投資家しか参加できませんでした。
しかし現在は、
- SBI証券
- 野村證券
- 大和証券
などでも関連商品が販売されています。
しかも数万円程度から投資可能な商品も増えています。
つまり、
「一般人にも開放された」
ということですね。
でも、ここが危険…
買いやすくなったことで、
「高利回りだけを見て飛びつく人」
も増えています。
ですが、実際にはかなりクセの強い商品です。
特に初心者が危険視すべきポイントは3つあります。
初心者が気を付けるべき3つの危険
① 元本保証ではない
当然ですが、預金ではありません。
貸付先企業が倒産すれば、
元本割れも普通にあります。
しかも貸付先情報が見えにくいため、
初心者には状況判断がかなり難しいです。
② 為替リスクがある
日本で販売されている商品の多くは、
実は「アメリカ企業向け融資」です。
つまりドル建て。
たとえ高金利でも、
急激な円高になれば利益が吹き飛ぶ可能性があります。
③ NISA対象外が多い
これが地味に大きいです。
新NISAなら利益に税金がかかりません。
しかしプライベートクレジットは、
基本的にNISA対象外商品が中心です。
つまり利益には約20%課税されます。
投資初心者なら、
まずNISAを最大限使った方が圧倒的に効率的です。
向いている人・向いていない人
向いている人
- 十分な余剰資金がある
- 数年使わないお金で運用できる
- リスクを理解している
- 資産の一部だけで高利回りを狙いたい
こういう人には選択肢になり得ます。
向いていない人
逆に、
- 投資初心者
- 生活防衛資金が少ない
- すぐ現金化したい
- 利回りだけ見ている
- NISAをまだ活用しきれていない
こういう人は、まだ手を出さない方が賢明でしょう。
「高利回り」には必ず理由がある
投資をしていると、
「もっと利回りの高い商品ないかな?」
と思う瞬間があります。
これは誰でも同じです。
しかし、
利回りが高い商品ほど、裏に大きなリスクが隠れています。
プライベートクレジットはまさにその典型とも言える商品です。
表面的には、
- 毎月分配
- 高配当
- 安定収益
に見えても、
実際には、
- 流動性リスク
- 信用リスク
- 為替リスク
- 情報不足
など、多くのリスクを抱えています。
まずは王道投資を優先した方がいい
個人的には、
投資初心者ならまず、
- 新NISA
- インデックス投資
- 世界株
- 米国株
などの「王道」を優先した方が良いと思います。
投資経験を積み、
リスク許容度を理解してから、
「資産の一部でチャレンジする」
くらいが丁度いいのではないでしょうか。
まとめ
プライベートクレジットは、
“高利回りの代わりに高リスクを抱える投資”
です。
確かに魅力はあります。
しかし、
- 途中で逃げにくい
- 中身が見えにくい
- 元本保証ではない
など、初心者には難しい部分も非常に多い投資商品です。
最近はSNSなどでも、
「高配当!」
「毎月○万円!」
「利回り10%!」
と魅力的に紹介されることも増えています。
ですが、
“美味しい話には、それ相応の理由がある”
という視点は絶対に忘れてはいけません。
投資で本当に大切なのは、
「どれだけ増えるか」
だけではなく、
「どんなリスクを抱えているか」
を理解することです。
皆さんは、このプライベートクレジットをどう考えますか?
それではまた別の記事でお会いしましょう
🟡 おまけコーナー:「明日って何の日?」
6月6日
【かえるの日】
一般的に「かえるの日」といえば、毎年6月6日の日本の記念日を指します。また、国際的な記念日として3月20日の「世界カエルの日」もあります。
それぞれの詳細と由来は以下の通りです。
1. 日本の「かえるの日」(6月6日)
- 由来: カエルの鳴き声である「ケロ(6)ケロ(6)」の語呂合わせから制定されました。梅雨の時期とも重なり、カエルへの親しみや関心を高める日となっています。
- 制定者: 1998年に、カエルグッズの収集や情報交換を行う団体「かえる友の会」の会員で、作家の矢島さら氏が発案し制定しました。
- イベント: 河鍋暁斎記念美術館(埼玉県)にある事務局をはじめ、全国の水族館や施設でカエルの特別展示やイベントが行われます。
2. 「世界カエルの日 / World Frog Day」(3月20日)
- 由来: 世界中の両生類の普及啓発と保全を考える日として提唱されました。
- 目的: カエルは環境の変化に敏感な生き物です。生息地の破壊や感染症(ツボカビ症など)により絶滅の危機に瀕している種が多いため、世界規模での保護を呼びかける日となっています。
豆知識:なぜカエルは縁起が良い?
日本では言葉の語呂合わせから、カエルは大変縁起の良い生き物とされています。
- 「無事にカエル」: 旅行や外出から安全に帰ってくる。
- 「お金がカエル」: 出ていったお金が戻ってくる(金運アップ)。
- 「若ガエル」: いつまでも健康で若々しくいられる。