自転車って歩行者?軽車両?

自動車なり原付なりに普段から乗っている人で、『自転車』の交通ルールが気になる方ってどれだけいらっしゃるんでしょうか?今回は自転車について触れてみたいと思います。

こんなケースに出会った事はありますか?

横断歩道に歩行者が居れば、止まって歩行者の横断を優先するのは道路交通法で決められています。では以下に挙げるケースはどうするのがルールなんでしょうか?皆さんも考えてみて下さい。*あくまで法規上でのお話です。

1 自転車に乗った人が横断歩道で待っている

2 自転車を降りた状態で横断歩道で待っている

おそらく多くの方が出会った事があるケースだと思います。さてこの2つのケースではどうするのが良いのでしょうか?ここでポイントとなるのは、『自転車』の法規上の扱いです。自転車は法規上は軽車両に該当しますので、自動車と同じルールを守らないといけない事になります。しかし、自転車から降りて押している状態は『歩行者』扱いになります。なんとも不思議な扱い方に見えます。そうなると、2番の自転車から降りて押している場合は歩行者ですから、優先的に横断させるという事になります。では1番のケースはどうでしょうか?自転車に乗った状態ならば、『軽車両』扱いです。車と同じ扱いになります。それでも横断歩道にいた場合は、優先するべきなんでしょうか?答えは、、、

自転車に乗ったまま横断歩道を渡ろうしていても、車側には停止義務は無い

扱いが軽車両ですから、車側には停止義務は発生しません。これってなんかモヤっとしませんか?私はモヤっとしてしまいます。

罰則強化と法改正にみる自転車の扱いと認知度

2024年11月1日から法改正で、『ながらスマホ』スマホを見にながらの運転などに罰則が設けられました。自動車の場合でもながらスマホや通話しながらの運転は禁止されています。最近の法改正で自転車への罰則導入、強化が報道されています。しかし、自転車に乗る方で法規を理解している方ってどれくらいいるんでしょうか?自転車には免許制度がありません。子供からお年寄りまで誰でも手軽に乗れてしまいます。手軽に乗れる分、広く浸透しているわけですが、車を運転する側から見たら自転車の挙動って怖く思える瞬間ってありますよね。YouTubeでも事故動画がありますが、自転車の事故映像って結構あります。自転車に乗ってる人がルールを無視して事故を起こす。でも扱いが歩行者に近い分車側に責任の割合が多くなるケースも多々あるようです。これもモヤっとするポイントです。

自転車への免許制導入はどうなの?

広く自転車も普及しているわけですし、法改正で罰則まで導入されているのですから、ここは免許制の導入を検討しても良いのでは?と考えたりします。導入が無理でも、広く自転車の法規を認知させる方法を考え実行してもらえると、有り難いですね。警視庁のホームページで確認しましたが、自転車のルールって思った以上にたくさんあります。全て理解しようとすると結構な労力が必要に感じます。しかし、事故になってしまえば大変です。事故を起こす前にルールを教え、守ってもらえる体制を作るのも必要ではないでしょうか?皆さんはどう感じますか?

それでは別の記事でお会いしましょう

シェアする

  • このエントリーをはてなブックマークに追加

フォローする