「売っても住める!?」高齢者トラブル急増中のリースバックとは?メリット・注意点を徹底解説!

テレビCMやチラシなどで見かけることが増えた「リースバック」という言葉。
なんとなく不動産関連のサービスかな?と思っている方も多いかもしれません。
しかし最近、このリースバックを巡るトラブルが急増しているのをご存じでしょうか?

この記事では、リースバックの仕組みやメリット・デメリット、そしてトラブル事例とその対策までをわかりやすく解説します。
将来の住まいや資金の不安を感じている方は、ぜひ参考にしてください。


リースバックとは?

リースバックとは、自宅などの不動産を一度売却した後も、そのまま賃貸として住み続けられる仕組みです。
買い取った不動産会社と賃貸契約を結ぶことで、まとまった現金を手にしながら、住み慣れた家での生活を続けられる点が大きな特徴です。

▼ 仕組みの流れ

  1. 不動産を不動産会社などに売却する
  2. 同時に、買主と賃貸契約を結ぶ
  3. 賃料を支払いながら、そのまま同じ家に住み続ける

メリット

  • まとまった資金を得られる
     →老後資金や介護施設入居費などに活用可能。
  • 引っ越し不要で生活環境を維持できる
     →住み慣れた地域・人間関係を維持しやすい。
  • 空き家対策にも活用可能
     →将来、家を継ぐ人がいない場合の選択肢として注目。

デメリット・注意点

  • 賃貸料の支払いが継続する
     →売却後も家賃を払い続ける必要があります。
  • 売却価格が相場より低くなることも
     →「住み続けられる」条件があるため、通常より売却額が下がる傾向に。
  • 契約内容が複雑
     →家賃や契約期間、更新条件など、不利な内容になっていないか要注意。

トラブルが増えている背景

特に高齢者の間でリースバック利用が増えた結果、以下のようなトラブルが目立ってきています。

よくあるトラブル例

  • 契約内容の理解不足
     →安く売却してしまったり、賃貸条件を把握していなかったりするケース。
  • 強引な勧誘・長時間営業
     →高齢者の判断力が鈍ることを狙った悪質な営業手法。
  • 家賃の急な値上げ・退去要請
     →「ずっと住めると思っていたのに…」という相談が急増。
  • クーリングオフが使えない
     →不動産契約ではクーリングオフ制度が適用されず、後悔しても撤回できない。
  • 悪質業者の参入増加
     →制度を逆手に取る業者も存在し、消費者が損をする事例も。

トラブルを防ぐための対策

  1. 契約前に必ず第三者に相談を!
     不動産会社や弁護士、消費者センターなどの専門家に内容を確認してもらいましょう。
  2. 強引な勧誘には「即答しない」が鉄則
     その場で契約せず、一度持ち帰って冷静に考えることが大切です。
  3. 信頼できる業者を選ぶ
     実績や口コミ、国の認定制度などを確認し、安易に契約しないように。
  4. 公的ガイドブックの活用
     国土交通省の「住宅のリースバックに関するガイドブック」などで正しい知識を得る。

リースバックは選択肢のひとつ。でも「慎重さ」が必要です。

リースバックは、老後の生活資金確保や空き家対策のひとつとして有効な方法です。
しかし、契約内容の難しさや業者による対応の差によって、利用者が不利になるケースも少なくありません。

特に「自分の後を継ぐ人がいない」「施設入居や生活資金が心配」といった理由で検討する方は、
「住み続けられる安心感」と「資金確保」という一石二鳥のメリットに飛びつきたくなるかもしれません。

ですが、リースバックは単なる「家の売却」とは違い、不動産+賃貸の複合契約です。
その分、慎重に進める必要があります。

もしこの記事を読んで「リースバック、気になってたんだよね…」という方がいたら、
焦らずじっくり調べてから行動しましょう。「安心できる老後」のために、自分の資産は自分で守ることが大切です。

それではまた別の記事でお会いしましょう

🟡 おまけコーナー:「明日って何の日?」

🌟6月8日は「世界海洋デー」🌊

世界中の海に感謝し、守ることを考える日。
国連が定めた記念日で、2009年から公式に制定されています。
テーマは毎年変わり、海洋汚染・海の生態系・サステナブルな漁業など、さまざまな視点から海の未来を見つめ直す日です。

海は地球の約70%を占め、私たちの生活にも大きな影響を与えています。
例えば気候調整、酸素の供給、そして美味しい海産物まで…恩恵は計り知れませんよね。

🐠豆知識

サンゴ礁は「海の熱帯雨林」と呼ばれていて、海洋生物の4分の1がそこで暮らしているんです!
でも地球温暖化の影響で、世界中のサンゴが危機にさらされているとも言われています。


📝ちょこっと一言

海の音って、なんだか心が落ち着くよね☺️
もし近くに海があったら、たまには波の音を聞きながらのんびりするのも素敵かも。
それができないなら、YouTubeで波の音を流しながら創作するのもおすすめだよ🎧🌊