仕組み預金で苦情が急増?元本割れや解約トラブルの原因をわかりやすく解説

皆さんは銀行に預金をすると聞いて、どのような商品を思い浮かべますか?

多くの人は「普通預金」や「定期預金」を思い浮かべるでしょう。

しかし、銀行にはそれ以外にも**「仕組み預金」**と呼ばれる商品があります。

通常の定期預金よりも高い金利が魅力とされる一方で、契約内容によっては長期間お金を引き出せなかったり、中途解約で元本割れしたりする可能性がある少し特殊な預金です。

近年、日本では金利が上昇し始めたことで、この仕組み預金を巡る苦情やトラブルが金融庁へ寄せられるようになりました。

「預金だから安全だと思っていた」

そんな声も少なくありません。

今回は、

  • 仕組み預金とはどんな商品なのか
  • なぜ今トラブルが増えているのか
  • 契約している人はどう対応すべきなのか
  • これから契約する場合の注意点

について、できるだけ分かりやすく解説していきます。


仕組み預金とは?

まずは仕組み預金について簡単に説明します。

仕組み預金とは、通常の定期預金よりも高い金利を受け取れる代わりに、銀行側に有利な条件(特約)が付いている預金商品のことです。

代表的な特徴として、

  • 満期を銀行が延長できる
  • 中途解約が原則できない
  • 解約すると元本割れする場合がある

などがあります。

つまり、「高金利だからお得」というメリットがある一方で、その裏側には利用者が負うリスクも存在するのです。


なぜ今になって問題になっているのか?

以前まで日本は超低金利時代でした。

そのため、

「0.5%の金利でも十分高い」

と言われていました。

しかし2024年以降、日本銀行が利上げを進めたことで状況が一変します。

一般的な定期預金の金利も上昇し始め、

「普通の定期預金でも十分では?」

と考える人が増えました。

すると、

「今より条件の良い預金へ乗り換えたい」

という人が増え、中途解約を希望するケースが急増したのです。

ところが、ここで仕組み預金の特徴が問題になります。


中途解約すると元本割れすることも

仕組み預金は、通常の定期預金とは違い、原則として途中で解約することを想定していません。

どうしても解約したい場合には、

解約調整金

と呼ばれる費用が差し引かれます。

市場金利によっては数十万円以上差し引かれるケースもあり、

「預金なのに元本が減った」

という苦情につながっています。

預金という名前から、多くの人は

元本保証=いつ解約しても元本は戻る

と思い込みがちですが、仕組み預金ではそうとは限りません。


金融庁も問題視

こうした相談が相次いだことから、金融庁は銀行への監督を強化する方針を示しました。

今後は、

  • 元本割れリスク
  • 中途解約の制限
  • 満期延長の可能性

などについて、より分かりやすく説明するよう銀行へ求めています。

説明不足だった場合には、金融庁の検査対象になる可能性もあります。


今契約している人はどうすればいい?

すでに契約している人は、慌てて解約する必要はありません。

まず確認したいのは次の3点です。

① 満期はいつか

銀行が満期を延長できる契約なのか確認しましょう。


② 現在の金利

契約当初より魅力が薄れている場合もあります。


③ 解約するといくら戻るのか

どうしても解約したい場合は、

銀行へ返戻金の試算を依頼しましょう。

実際にどれくらい減るのか確認してから判断することが重要です。


これから契約する人へ

仕組み預金そのものが悪い商品というわけではありません。

向いている人もいます。

例えば、

  • 10年以上使う予定がないお金
  • 少しでも高金利を狙いたい
  • 契約内容を理解している

このような人であれば選択肢になるでしょう。

逆に、

  • 教育資金
  • 住宅購入資金
  • 老後資金
  • 急な出費に備えるお金

などを預ける商品としてはあまり向いていません。


新NISAと比べるとどうなの?

最近では、

「だったら新NISAの方がいいのでは?」

という声もあります。

確かに、新NISAなら好きなタイミングで売却できます。

流動性だけを見れば、新NISAの方が圧倒的に優れています。

しかし、

新NISAには価格変動リスクがあります。

一方、仕組み預金は満期まで保有すれば元本は基本的に守られます(銀行破綻時などを除く)。

つまり、

比較すべきリスクが違うのです。

仕組み預金新NISA
元本保証あり(満期まで保有)元本保証なし
途中解約が難しいいつでも売却可能
金利固定価格変動あり
税金あり利益は非課税

どちらが優れているというより、自分の目的に合った商品を選ぶことが重要です。


元本保証を重視するなら別の選択肢も

もし、

「元本保証は欲しい。でも長期間拘束されるのは困る」

という人であれば、

現在は次のような商品も候補になります。

  • ネット銀行の高金利定期預金
  • 個人向け国債(変動10年)

これらは仕組み預金より柔軟性が高く、途中で資金が必要になった場合でも対応しやすいというメリットがあります。


まとめ

仕組み預金は、高い金利が魅力である一方、その裏には様々な条件が隠れています。

今回問題となった背景には、日本の金利上昇という環境変化がありました。

低金利時代には魅力的だった商品も、状況が変われば評価も変わります。

だからこそ、

「預金だから安心」

ではなく、

契約内容をしっかり理解すること

が何より大切です。

筆者個人としては、将来何が起こるか分からないからこそ、自由に引き出せる資産をある程度持っておくことも重要だと考えています。

もちろん、資産運用に正解はありません。

皆さんなら、

高金利と引き換えに長期間預ける仕組み預金と、

自由に引き出せる新NISAや定期預金

どちらを選びますか?

ぜひコメント欄で皆さんの考えも教えてください。

それではまた別の記事でお会いしましょう


🟡 おまけコーナー:「明日って何の日?」

8月4日

【朝活の日】

「朝活(あさかつ)の日」は、日本記念日協会に認定された記念日です。

日本最大級の朝のライフスタイルマガジン「朝時間.jp」を運営する企業によって、2016年に制定されました。一日のスタートである朝の時間を楽しく、効果的に活用する「朝活」の魅力を多くの人に広めることが目的です。

8月4日に制定された理由

日付は、朝の代表的な挨拶である「おは(8)よ(4)う」の語呂合わせから選ばれました。

また、8月は日照時間が長く朝早くから明るいため、新しく朝型の生活リズム(朝活)をスタートするのに絶好のタイミングであることも理由に挙げられています。

朝活の主なメリット

朝活は、出社や登校前の2〜3時間を自分のために使う活動です。以下のような嬉しい効果があります。

  • 高い集中力:脳がリセットされて疲れていないため、勉強や仕事の効率が上がります。
  • 心身の充実:自分の趣味や運動に時間を使うことで、心にゆとりが生まれます。
  • 生活リズムの安定:早寝早起きの習慣がつき、自律神経や体調が整いやすくなります。

人気の朝活メニュー

  • 自己研鑽:資格試験の勉強、読書、英会話
  • 健康維持:ウォーキング、ヨガ、軽いストレッチ
  • 充実の朝食:少し手の込んだ料理を作る、人気のカフェでモーニングを食べる