現代日本の足元に広がる恐怖

埼玉県で道路が陥没し車両とその運転手が巻き込まれたというニュースがありました。このようなニュースが報道されて感じる足元に潜む恐怖を感じたのは私だけでしょうか?『道路が陥没して穴ができる』という事が今の日本に起きている。これはどういう事なんでしょうか。

全国各地で起こる道路陥没

ニュースになるような規模の大きなものが頻発しているようには思えないですが、ある調査によると、2022年度の道路が陥没した件数は、1万件以上という事です。今回の埼玉での陥没の原因は、地下に埋設されている下水管の破損によるものとされています。全国で下水管が原因で道路が陥没した箇所は2600件に達するそうです。下水管は都市部では普通にありますし、地方でもほとんど埋設されているでしょう。これは想像以上に大きな数字に思えます。

下水管が破損する原因とは?

そもそも下水管が破損する原因って何でしょうか?原因のほとんどは老朽化が原因なんだそうです。埋設された時期が日本の高度成長期まで遡るくらいに古いものが未だ現役で使われています。日本の高度成長期って何年前?ってくらいに昔ですよね。当然下水管も老朽化すれば壊れます。それが全国各地に埋まっているわけです。ひょっとしたら皆さんの足元にも、、、と思うと怖いですよね。埼玉のニュースも決して対岸の火事では済まされないと感じます。

下水管の取り替え工事が進まない理由

老朽化で壊れるなら交換すれば良いのでは?と考えますが、それもなかなか厳しいようです。法令でも決まっているようですが、道路の下約1メートルから3メートルの間にあるようです。しかも工事箇所周辺の水の流れを規制し、既設の舗装を剥がし、、、と途方もない手間がかかるのです。それに費用も掛かります。そんな大工事(見た目は大規模って感じしないかも?)をしないといけないわけですが、それが全国各地にかなりの長さで埋まっているわけです。工事が進まないのは素人の私でも想像はできます。

皆さんの足元に埋まる下水管。老朽化で破損して道路が陥没する。そこを偶然に通り掛かって穴に落ちる。一見かなり低い確率と思うかもしれませんが、実際に被害に遭われた方もいらっしゃいます。普段通る道にそんな地雷みたいなものがあると思うと正直怖いですよね。行政だけで対応は難しいと思います。政治家さん、色々あるんでしょうが是非とも国民の為の政治をしてほしいと思うのは私だけでしょうか?

それではまた別の記事でお会いしましょう。

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