近年スルメイカの漁獲量がかなり減少しているようです。かなり深刻化してしまっているようです。そこで今回は身近な『イカ』について触れてみたいと思います。
スルメイカが高級魚になる日がやってくる!
ここ数年の『スルメイカ』の漁獲量がかなり減少しているようです。2023年の漁獲量は約1万6000トンと発表されています。漁獲量のピークは1968年の66万トンです。なんとピーク時のわずか3%しかありません。数が減れば当然値段も上がります。ではどの程度になるんでしょうか?ランク的には、、、白身魚の高級魚でタイとかヒラメとかシマアジなどになるんだそうです。マジですか?って事です。
庶民の見方のはずが、、、
居酒屋さんでもお馴染みの食材ですが、『安くてうまい』なんてキャッチコピーがありますがもうそれも昔の話になってしまうでしょうね。お店の方も仕入れ価格が上がり且つ全体の数が少ないので仕入れられる数自体が少ない状況に困っているようです。スーパーの惣菜売り場でも普通に売られていますが、店頭から消えたり高い値段がついたりして庶民の口に入らなくなる日も近いのかもしれませんね。
ちなみにスルメイカは何の餌になるか知ってますか?
人間だけがスルメイカを食べるわけではありません。イカも自然界では食物連鎖の一部になっています。イカを食べる海の生き物といえば、皆さんご存知、というか大好き!『クロマグロ』です。クロマグロは日本人なら嫌いな人は多くないでしょう!そんなクロマグロくんがスルメイカを食べるんですね。一見関連性が無いように思えますが、クロマグロと言えば絶滅危惧種に指定されて、保護や漁獲枠の制限の対象になっています。マグロという資源を守ろうと規制をかけた結果、現在では数が増えてきているとされています。マグロが増えると、食べる餌も多く必要になります。それに伴ってイカがマグロに捕食されることが多くなって、イカ全体の数が減っているのでは?とも言われてます。なんか変な感じもしますね。マグロ守ったらイカが減って、それが日本人の財布にダメージが入る、、、何とも言えません。
あっちを立てればこっちが立たず
イカに限った話ではありませんが、今回のイカの減少についてもそうですが、世の中うまくいかない事は多々あります。人間が生活していく上では必要な事なんでしょうけど、欲に従ってしまい過ぎるとバランスが崩れ、いずれまた人間に返ってくるんだなぁと感じます。イカも漁獲制限されてはいますが、その漁獲制限の枠よりも実際の漁獲量が下回る年が続いているようです。令和の米騒動や物価高騰の中さらなる追い討ちにならない事を祈るばかりです。
それではまた別の記事でお会いしましょう