車が好きな方や新生活に向けて準備中の方、春から新社会人で運転免許を取ってこれから車を買おうと考えている方も多いと思います。そんなタイミングでちょっとだけ感じた違和感について触れてみたいと思います。
新車が欲しくても注文出来ないってマジですか?
全ての車種やメーカーに当てはまる事ではありませんが、事実として注文を停止している車種があるのです。これってビックリですよね?中古車なら、希望の車種やグレード、色や装備など自分が希望するようなものがなかなか見つからないなんて事は当たり前ですが、新車なら自分の好きな装備やグレード、色は選べるので、ディーラーで注文さえすれば購入できるはずですよね。それが近年では注文出来ない事態が発生してるのは困ったものです。
新車受注停止の理由は何?
近年の新車販売において納期の遅れや受注停止の原因となっているのはいくつかの理由が考えられます。代表的なものとしては、、、
- コロナなどの感染症の流行による流通の乱れ
- 生産能力の不足(需要と供給のバランスが崩れた為)
- 海外での需要の増加
- 半導体の不足
皆さんがよく聞く理由は『半導体不足』でしょうか。これは2020年頃から顕在化してきています。最近では半導体不足も徐々に解消される傾向にあるようですが、『半導体』はスマートフォンなどにも使われています。半導体は常に生産不足気味って事なんでしょう。他にも、人気車種については注文がメーカーの想定を大きく上回ったことが原因でしょうか。今でも『あの車の新型は復活しないのか?』や『メーカーがあの車種の開発を秘密裏にしている』など雑誌などではまことしやかに記事にされていたりします。真偽のほどはわかりませんが、車好きな私としては往年の名車が現代においてどうなって出てくるかは気になりますけどね。
新車は転売ヤーの標的にもなり得る?
近年は転売ヤーなる商売をされる方をよく見かけます。人気のゲーム機やプラモデル、おもちゃや福袋までとにかく人気があって限定販売など需要が多く見込める物を対象に買い占めてそれを高値で売ることでその利鞘を稼ぐ手法ですね。個人間売買やオークション、不用品などの売り買いできるアプリの普及が拍車を掛けているのでしょう。そんな中で、『車』も対象になっているようですね。純粋にそれが欲しい人にとっては迷惑極まりない行為ではあります。消費者としては『適正価格』で購入したいのです。それが高額に設定されて売られているわけですからたまったものではありません。これって何とかならないのでしょうか?メーカーや販売店は対策をされてはいるようですが、なかなか減らないようですね。困ったものです。
人気車種の受注停止や納期の長さが凄い!
ちなみに人気車種はたくさんありますが、受注停止や納期がめちゃ長い車種について少しだけご紹介しますね。
受注停止車種(括弧内は型式)
- トヨタ ランドクルーザー(70/250/300)
- スズキ ジムニーノマド
- トヨタ クラウンクロスオーバー
- スバル フォレスター
納期が長い車種
- トヨタ ヤリス(ガソリン車) 納期6ヶ月
- スズキ スペーシア 納期2〜6ヶ月
- スズキ ジムニー 納期1年〜1年半
ここに挙げた車種はほんの一部なので、ひょっとしたらあなたが欲しい車種も納期が長くなっていたり、場合によっては注文出来ないこともあるかもしれませんね。事前の問い合わせは必要かもしれません。
何にせよ欲しいと思った時に買えないというのは何ともし難いですよね。車はすぐに手元には来ないのはわかりますが、かといって1年とかって時間は待てる人ばかりではないと思います。色々な原因が重なっているとはいえ、消費者としては歯がゆい事態です。皆さんは、長い時間待てますか?それとも別のものを探しますか?またこっそり教えてくださいね。
それではまた別の記事でお会いしましょう