ガラガラの駐車場で、他にいくらでも空きがあるのに、なぜか自分の隣に車を停めてくる人…。
そんな経験はありませんか?
「わざわざそこ?」と、ちょっとモヤっとするこの行動をする人たちは、俗に「トナラー」と呼ばれます。
今回は、この「トナラー」がどんな人なのか、そしてその心理や行動パターンについて、駐車場だけでなく日常のさまざまな場面から掘り下げていきます。
トナラーとは?
「トナラー」とは、周囲に空きスペースが十分にあるにもかかわらず、人や物のすぐ隣に位置取る人を指す俗称です。
発生場所は駐車場だけにとどまらず、飲食店や映画館、公共施設のトイレなど、あらゆる場面で見られます。
駐車場における「トナラー」の心理と行動パターン
駐車場でトナラーが隣に来る理由はさまざま。以下に主な心理と状況をまとめます。
- 駐車が苦手
他の車を基準に停めるとラインに合わせやすい。空きすぎていると感覚が掴みづらい人も。 - いたずら防止
ガラガラの駐車場で1台だけだと目立ち、いたずら対象になるのを避けたい心理。 - 出入口に近い場所を優先
空きが多くても、入り口付近の便利な場所に集中する傾向。 - パーソナルスペースの概念が薄い
他人と距離を取るという意識が希薄で、近くに車があっても気にならない。 - 安心感を求める
無意識に誰かの近くにいると安心する人もいる。 - 単にマナーを知らない
「空いているなら距離を取る」という暗黙のルールを理解していない。
駐車場以外でも!さまざまな場面のトナラー
- 飲食店:広い店内でもわざわざ他の客の隣に座る。
- 映画館:空席が多いのに、人がいる席の隣を選ぶ。
- 公共トイレ:個室がたくさん空いているのに、隣を選ぶ。
意識的なトナラー vs 無意識的なトナラー
トナラーの行動は大きく2種類に分かれます。
意識的なトナラー
- 優位性アピール(わざと近くに陣取る)
- 自己顕示欲(存在を目立たせたい)
- 攻撃性(不快にさせる意図)
- パーソナルスペース軽視(他人の距離感を考慮しない)
無意識的なトナラー
- 習慣(いつも同じ場所を選ぶ)
- 安心感(近くに人がいる方が落ち着く)
- 無関心(周囲の状況に気づいていない)
- 認識不足(距離感の重要性を理解していない)
- こだわり(特定の場所や目印が欲しい)
トナラーとどう向き合う?
トナラー行為は必ずしも悪意によるものではなく、多くは無意識や習慣です。
とはいえ、意図的なトナラーや、明らかに距離を詰めてくる行為は不快に感じやすいもの。
- 自分の距離を確保する:なるべく端や目立たない場所を選ぶ。
- 寛容な心を持つ:相手の心理背景を理解し、必要以上にイライラしない。
- 物理的対策:駐車の際は両側が埋まっている場所や壁際を選ぶ。
まとめ
「トナラー」はどこにでも現れる可能性があります。
その行動は、駐車が苦手だったり、安心感を求めていたりと、必ずしも迷惑目的ではありません。
しかし、自分が距離を取りたい時に近くに来られると不快に感じるのも自然な感情です。
相手を変えることは難しいですが、自分の行動や心構えで受け止め方を調整することはできます。
少しの工夫と心の余裕で、トナラー遭遇率のストレスを減らしていきましょう。
それではまた別の記事でお会いしましょう
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