四角いスイカはなぜ生まれた?見た目と味のギャップに迫る!
夏といえば、やっぱりスイカ!シャリっとした食感と甘さがたまらないですよね。でも最近、「四角いスイカ」を見たことはありませんか?
実はこの“変わり種スイカ”、見た目のインパクトとは裏腹に、食べてもあまり美味しくないと言われているんです。今回は、「なぜスイカを四角くする必要があったのか」「味との関係」「価格」など、気になるポイントをまるっと解説します!
■ 四角いスイカは観賞用!?その理由とは
まず最初に知っておきたいのが、四角いスイカは基本的に観賞用として作られているということ。食用ではないんです。
では、なぜ味が落ちてしまうのか?理由はシンプルで、未成熟の状態で収穫されるから。
スイカがまだ柔らかく成長途中のタイミングで、特別な「四角い型枠」に入れて育てることであの形が実現します。ですが、この時点では糖度が十分に上がっておらず、甘みが少ないため、食べても美味しくはないというわけです。
■ 四角くした理由は「実用性」と「話題性」
「どうしてスイカを四角に?」と思った方も多いはず。そのきっかけは、保存・流通面の工夫や話題性を狙った販売戦略にあります。
主なメリットは以下の通り:
- 冷蔵庫への収納がラク! → 丸いスイカよりスペースを効率よく使える
- トラック輸送や店頭陳列が安定! → 重ねやすく倒れにくい
- 話題性で高価格でも売れる! → 特別感があるから贈答用やインテリアとして需要あり
このアイデアが生まれたのは約50年前、香川県善通寺市のスイカ農家が、価格の下落に頭を悩ませていたことがきっかけでした。そこで「見た目で勝負!」とばかりに、型にハメて育てるというユニークなアイデアが誕生したのです。
■ 海外でも人気!?インテリアとしての四角いスイカ
四角いスイカは日本国内だけでなく、カナダ、ロシア、クウェートなど海外にも輸出された実績があります。見た目の珍しさが話題を呼び、インテリアや贈答品としての需要が高いのです。
しかも、通常のスイカと違って腐るのが遅く、約1年間も鑑賞用として楽しめるそうですよ!
■ その価格…まさかの「1万円超え」!?
気になるのが、四角いスイカのお値段。
なんと、1個あたり1万円〜1万5千円が相場なんです!
これは完全に「食べるため」ではなく、見て楽しむためのスイカ。実際に販売されているのは、高級百貨店やギフト需要のある青果店などで、1年中飾れるインテリアのような扱いです。
■ スイカ=食べ物という常識が変わる?
とはいえ、スイカは果物。つい「食べてみたい!」と思ってしまうのは当然です。
でも実際には、美味しさよりも見た目やインパクトを重視しているため、味に過度な期待をするのはNG。
あなたなら、四角いスイカをインテリアとして飾りますか?
それとも「スイカはやっぱり甘くてジューシーじゃなきゃ!」と思う派でしょうか?
■ まとめ:ユニークだけど、食べ物とは別ジャンル?
「四角いスイカ」は、味よりも見た目に価値がある“観賞用スイカ”。
冷蔵庫に入れやすい、輸送しやすい、話題性がある…そんな理由で作られ、販売されています。
見て楽しい、飾って華やか、でも食べる楽しみは期待できない。
そんな一風変わったスイカを、あなたはどう楽しみますか?
それではまた別の記事でお会いしましょう
🟡 おまけコーナー:「明日って何の日?」
🌟7月26日の記念日
🦁 国際マングローブ保全デー
世界のマングローブ林(熱帯地域の海岸にある湿地帯)を守る大切さを訴える国連の記念日。
マングローブは魚やエビなどの生き物のすみかになり、津波など災害の防波堤にもなる、地球にとって重要な存在だよ🌱
ちなみにマングローブとは、熱帯・亜熱帯地域の河口など、海水と淡水が混ざり合う汽水域に生息する植物の総称です。厳密には特定の植物の種類を指すのではなく、多様な植物群落を指します。マングローブは、独特な生態系を形成し、多くの生物の生育・繁殖場所となることから、「海の森」とも呼ばれています。