えっ、生命保険って売れるの?
知らなきゃ損する“保険買取”の仕組みと活用法
皆さんは、生命保険に加入していますか?
おそらく多くの方が「はい」と答えるのではないでしょうか。
実際、日本における生命保険の加入率は非常に高く、以下のようなデータがあります。
生命保険の加入率(参考データ)
- 全体の加入率:約81.3%
- 男性:約78.3%、女性:約83.6%
- 50代が最も高い加入率
- 世帯主が30~60代の家庭では90%以上が加入
- 結婚・出産などのライフイベントを経るごとに加入率が上昇
また、全体の加入率は1994年をピークに一度は低下したものの、近年は再び上昇傾向にあります。特にコロナ禍をきっかけに、保険の重要性を再認識した人も多かったようです。
そんな私たちにとって身近な「生命保険」ですが――
実はこの保険、“売る”ことができるってご存知でしたか?
「え?保険って売買できるの?」と驚くかもしれませんが、これは“生命保険買取サービス”と呼ばれる仕組みによって可能になります。
今回は、この「生命保険の買取」について、仕組みや目的、メリット・デメリットを詳しく解説していきます。
生命保険の買取とは?
生命保険の買取とは、現在契約している保険を第三者(主に買取業者や投資家)に譲渡し、その対価として現金を受け取る仕組みです。
これにより、保険料の支払いが不要になり、解約返戻金以上の金額で現金化できる可能性があります。
買取の主な目的とは?
保険を買い取ってもらう背景には、次のような事情があります:
- ✅ 急な資金が必要になった時(医療費・生活費など)
- ✅ 保険料の支払いが困難になった時
- ✅ すでに保険が不要になった時
- ✅ 介護施設の入居費や老後資金の確保
- ✅ 余命宣告を受け、残された時間を充実させたい
- ✅ 相続税対策の一環として活用
保険買取の流れ(仕組み)
- 相談・査定依頼
買取業者に連絡し、契約内容や健康状態などの情報を提供します。 - 査定の実施
保険内容・健康リスクなどをもとに買取価格が提示されます。 - 契約成立
金額に納得すれば契約締結へ。 - 現金受け取り
契約者は買い取り金額を受け取り、保険契約は譲渡されます。 - 以降の管理は業者へ
その後の保険料の支払いは買取業者が行い、最終的に保険金を受け取るのも業者です。
メリットとデメリットは?
✅ メリット
- 解約返戻金より高く現金化できる可能性
- 保険料の支払い義務がなくなる
- まとまった資金を確保できる
- 生前贈与や介護費などに活用可能
⚠ デメリット
- 将来の保険金は受け取れなくなる
(保険金の受取人は業者になります) - 一定の手数料がかかることがある
- 一部、悪質な業者も存在するので注意が必要
利用時の注意点
生命保険の買取を検討する際は、次のポイントに注意してください。
- 🔍 実績や信頼のある業者を選ぶ
- 📄 契約内容はしっかり確認・理解する
- 🧠 自分の健康状態や今後の生活設計を踏まえた判断を
まとめ:生命保険も“資産”として考える時代
生命保険というと、「万が一のための備え」というイメージが強いかもしれません。
しかし、今では“資産”として活用する手段の一つにもなっています。
この「買取」という選択肢は、知らなければ選べません。
この記事が「そんな方法があったのか」と思うきっかけになれば幸いです。
人生の局面でお金が必要になったとき、選択肢の一つとして検討してみてもよいかもしれませんね。
それではまた別の記事でお会いしましょう
🟡 おまけコーナー:「明日って何の日?」
🌟6月26日はこんな日!
🛡️国際麻薬乱用・不正取引防止デー(International Day Against Drug Abuse and Illicit Trafficking)
国連が制定した国際デーのひとつで、1987年に始まりました。
麻薬や薬物乱用による社会問題を広く訴えかけるための日です。
📌 ちょっと考えてみよう:
「ダメ、ゼッタイ」のフレーズを聞いたことがあるかもしれませんが、実際にはその裏にある依存や心の孤独が問題の根っこにあります。
薬物依存は「ダメな人の問題」ではなく、「誰でも陥るかもしれない心の隙間」なんです。
この日をきっかけに、“心のケア”の大切さにも目を向けたいですね☺️