皆さんは日頃からコーヒーを飲んでいますか？
「朝の目覚めに一杯は欠かせない！」という方や、「気分転換にたまに飲むかな」という方もいるかもしれませんね。
そして、そのコーヒーの飲み方。
ブラック派の方もいれば、砂糖やミルクを加えて“自分好みの味”にして楽しんでいる方も多いと思います。
ところで、よくスーパーやコンビニで見かける**「コーヒーミルク」、または「コーヒーフレッシュ」**と呼ばれる小さなポーションタイプのミルク風調味料を使っている方もいらっしゃるでしょう。
実は、あの「ミルク」、本物のミルクではないってご存じでしたか？
今回は、ちょっと気になる「コーヒーミルク」の正体と、それにまつわる健康への影響についてお話しします。
■「コーヒーミルク」はミルクではない？
「ミルク」という名前がついているので、「牛乳や生クリームみたいなものだろう」と思ってしまいがちですが、実際には植物性油脂を主成分とする食品です。
▼具体的な中身：
- 主原料：植物性油脂（ひまわり油、菜種油など）
- その他の成分：水、乳化剤、香料、カラメル色素など
これらを混ぜ合わせて白く乳状に見せ、「ミルクっぽい味」に仕上げているのが実態です。
■「コーヒーフレッシュ」との違いは？
実は呼び方の違いだけで、中身はほぼ同じです。
- 関西地方では「コーヒーフレッシュ」
- 関東地方では「コーヒーミルク」
と呼ばれることが多いですが、いずれも植物性油脂を使った乳風食品です。
「コーヒーフレッシュ」は、大阪のメーカー「メロディアン」が商品名として広めたことに由来しています。
■「本物のミルク」との違いは？
| 項目 | 牛乳（ミルク） | コーヒーミルク（フレッシュ） |
|---|---|---|
| 主成分 | 牛の乳 | 植物性油脂、水、香料など |
| 栄養 | カルシウム、たんぱく質、ビタミン類 | ほとんど栄養なし |
| 健康面 | 栄養バランスが良い | トランス脂肪酸を含むこともあり健康リスクあり |
■トランス脂肪酸とは？簡単に解説！
健康系の情報番組などで「体に悪い油」として紹介されることの多いトランス脂肪酸。
実はこのトランス脂肪酸が、コーヒーミルクにも含まれている場合があります。
▼生成の仕組み：
- 天然由来：牛や羊の胃の中で微生物により自然に作られる（乳製品・肉に微量含まれる）
- 人工生成：植物油を加工する過程で、高温処理や水素添加によって人工的に作られる
▼含まれる食品の例：
- マーガリン、ショートニング、ファストスプレッド
- 一部のインスタント食品、スナック菓子
- そして、コーヒーミルク
▼健康への影響：
- 悪玉コレステロール（LDL）の増加
- 善玉コレステロール（HDL）の減少
- 心疾患や動脈硬化のリスク上昇
▼摂取基準（WHO）：
1日の総エネルギー摂取量の1％未満に抑えることを推奨
つまり、毎日何気なく数個のポーションを使っていると、知らないうちにトランス脂肪酸を摂りすぎているかもしれません。
■じゃあ、どうすればいいの？
「じゃあ、コーヒーに何を入れたらいいの？」という疑問が出てくるかもしれません。
おすすめはやはり本物の牛乳や無調整豆乳です。
これらは栄養価もあり、健康的。
最近ではオーツミルクやアーモンドミルクなど、体に優しい植物性ミルクも増えてきています。
■まとめ：「ちょっとの意識」で、未来の健康を守ろう
コーヒーミルク（フレッシュ）は手軽で便利ですが、“ミルク”という名前に惑わされずにその正体を知ることが大切です。
もちろん、少量であればそこまで神経質になる必要はありません。
ただ、「毎日の習慣」が積み重なると、健康に与える影響も無視できなくなってきます。
「油分控えてるのに、実は油飲んでた!?」なんてことにならないように、
自分が口にするものにちょっと関心を持つだけでも、未来の自分の健康を守る第一歩になりますよ。
ぜひこの記事が、その気づきのきっかけになれば嬉しいです。
それではまた別の記事でお会いしましょう
🟡 おまけコーナー：「明日って何の日？」
🌟6月10日は【時の記念日】⌛
日本で初めて「時の大切さ」を広めようと制定された日。
1920年に制定された記念日で、由来はなんと日本書紀に登場する「天智天皇が漏刻（水時計）で時を知らせた日」が6月10日だったからなんだって！
🕰時を知るって、すごく大事！
「時間を守ること」「時間を大切にすること」は当たり前のようでいて、なかなか難しいことでもあるよね。
でもだからこそ、“今この瞬間”をちゃんと意識することって大切なんだよね。
📝豆知識：世界で初めての時計って？
紀元前4000年ごろの**日時計（太陽の影で時間を測る道具）**が最古と言われているよ。
その後、水時計、砂時計、機械式時計、スマートウォッチ…と、どんどん進化してきたんだね⏳✨
💬ひとことコーナー
「今を生きる」って、時を意識することから始まる。
今日の1分1秒も、未来につながってるよ☺️