警察署の番号から詐欺電話!?本物の番号でも信用しないで!
最近、テレビやニュースで「特殊詐欺」や「オレオレ詐欺」といった言葉をよく耳にするようになりました。振り込め詐欺、還付金詐欺、架空請求詐欺…手口は日々巧妙化し、誰もが被害者になり得る状況です。
そして、今注目されているのが**「警察を装った詐欺電話」**です。しかも驚くべきことに、**表示される番号が“本物の警察署の番号”**である場合があるのです。これでは、誰でも信じてしまいそうになりますよね。
本物の番号でも安心できない!?その仕組みとは
固定電話やスマホに着信があった際、表示される電話番号を見て「これは怪しいな」と感じた経験は誰にでもあるでしょう。特に「非通知」「見覚えのない番号」などは警戒されがちです。
しかし最近の詐欺では、「0110」など警察署で使われる番号を表示させるという手口が報告されています。たとえば、警視庁の代表番号「03-3581-4321」が画面に表示されることもあります。これを見たら「警察からの連絡だ」と信じてしまっても無理はありません。
では、どうやってそんな偽装が可能なのでしょうか?
「番号スプーフィング」という技術
この詐欺のカラクリには「番号スプーフィング」という技術が使われています。これは、発信元の電話番号を意図的に偽装し、相手の着信画面に“別の番号”を表示させるというものです。
主な手口:
- 番号偽装アプリ・ソフトウェアの使用
詐欺グループは専用のツールを使って、自分の番号を警察署の番号に書き換えます。 - 国際電話番号を経由した偽装
海外から発信することで、国内の電話網をすり抜け、より巧妙に番号を操作します。 - 着信画面の偽装
その結果、被害者の電話には本物の警察番号が表示されるため、信用してしまうのです。
詐欺犯の“誘導”に要注意!
偽の警察番号から電話がかかってきた場合、詐欺犯は次のような話を展開してきます:
- 「あなたの口座が犯罪に使われている可能性があります」
- 「キャッシュカードを確認したいので、警察官が自宅に伺います」
- 「暗証番号を教えてください」
どれも実際の警察が電話で行うことは絶対にありません!
警察が行っている正式な注意喚起とは?
警察庁ではこのようなスプーフィング詐欺に対し、次のような注意を呼びかけています:
- 表示された番号が本物であっても内容が不審であればすぐに電話を切る
- **♯9110(警察相談専用電話)**へ相談する
- 警察が電話やSNSで金銭や個人情報を要求することは一切ない
- 特に「暗証番号」「キャッシュカード」「口座番号」などを聞かれたら、即詐欺を疑う
自分の身を守るためにできること
詐欺の手口はどんどん進化しています。今後はAIを使った音声合成による“偽の家族”など、さらにリアルな騙しが出てくるかもしれません。
だからこそ、知識を持つことが一番の防御策です。
- 見知らぬ電話には出ない
- たとえ警察の番号が表示されていても、いったん切って自分で警察署にかけ直す
- 家族や知人と「こんな電話がきたらどうする?」というシミュレーションをしておく
まとめ:大切な財産を守れるのは“あなた”だけ
番号スプーフィングを使った詐欺は、これからさらに広がる危険性があります。
「警察署から電話が来た!」と驚いてすぐに対応せず、一度落ち着いて考えることが大切です。
本物の警察は、いきなり電話で金銭や個人情報を要求するようなことは絶対にありません。この記事が、あなた自身やあなたの家族、大切な人を守るきっかけになれば幸いです。
それではまた別の記事でお会いしましょう
🟡 おまけコーナー:「明日って何の日?」
📅 6月2日は「ローズの日」
「6(ロー)」「2(ズ)」の語呂合わせから制定された、まさに“バラの日”🌹
美しさや優雅さの象徴として知られるバラは、香りや色もさまざまで、花束やアロマ、スキンケア製品など私たちの暮らしの中にたくさん使われているんだよね。
バラの香りにはリラックス効果やストレス緩和の作用もあるとされていて、忙しい毎日だからこそ、心に花を添える時間が大切なのかもしれないね。
🪻 今日はぜひ、写真で見るだけでもいいからバラに触れてみて。
ほんの少し、心が華やぐかもしれないよ☺️