ニュースでも耳にすることが多くなった「投資詐欺」。
今回は、そんな投資詐欺の中でも特に被害が急増しているSNS型投資詐欺についてお話しします。
大切なお金を守るために、ぜひ最後まで読んでくださいね!
被害件数は年々増加中!
まず、SNS型投資詐欺の発生件数と被害額について見ていきましょう。
警察庁の発表によると、SNS型投資詐欺を含む「SNS型投資・ロマンス詐欺」は、以下のように急増しています。
- 2023年(1年間)
- 認知件数:2,271件
- 被害額:約277.9億円
- 2024年(1月〜12月・暫定値)
- 認知件数:10,164件(前年比約4.5倍)
- 被害額:約1,268.0億円(前年比約4.6倍)
特に2024年は、認知件数も被害額も驚くべき増加率を記録。
月ごとのデータを見ても、高水準が続いており、依然として深刻な状況が続いています。
なぜ詐欺に引っかかってしまうのか?
被害が拡大する背景には、いくつかの要因が複雑に絡み合っています。
1. SNSならではの危険性
- 手軽さと匿名性により、詐欺師がターゲットに近づきやすい。
- 共感や信頼を演出し、警戒心を解く。
- 承認欲求や焦りを刺激し、冷静な判断を鈍らせる。
- インフルエンサーを悪用し、信頼を得た上で詐欺行為へ誘導。
- グループ機能を使って、成功体験を偽装する。
2. 詐欺の手口が巧妙化
- 最新トレンド(仮想通貨・FX・海外投資など)に便乗。
- 最初は少額の利益を見せて信用させ、高額投資へ誘導。
- 専門用語を多用し、考える力を奪う。
- 「今だけ!」と焦らせ、冷静な判断を妨げる。
- 個人情報を抜き取り、さらに被害を拡大。
3. 金融リテラシー不足
- 投資やリスクへの知識不足。
- SNS情報の真偽を見極める力が不足。
4. 社会的背景
- 長引く低金利で「資産を増やしたい」ニーズが高まっている。
- 将来不安から「早く稼ぎたい」という気持ちが高まり、リスクを見誤る。
被害に遭わないための対策!
被害に遭わないためには、自分自身で防御力を高めることが大切です。
1. 甘い話に注意!
- 「必ず儲かる」「リスクなし」は詐欺のサイン。
- 高すぎる利回りの話は、まず疑いましょう。
- 見知らぬ人からの投資話は、無視が鉄則。
2. SNS情報を鵜呑みにしない!
- 有名人や専門家を装った偽アカウントに注意。
- インフルエンサーの言葉でも、自分で情報を確かめる。
- 口コミや評判も鵜呑みにせず、冷静な判断を。
3. 投資の基本を学ぶ!
- 「リスクなしの投資はない」と知ることが基本。
- よく分からない投資には、絶対に手を出さない。
- 金融庁・消費者庁などの公式サイトも活用しましょう。
4. 個人情報を守る!
- SNSで個人情報は公開しない。
- 怪しいメッセージには返信しない。
- 不審なURLは絶対にクリックしない。
5. 怪しいと感じたらすぐ相談!
- 家族・友人など信頼できる人に相談する。
- 「#9110(警察相談ダイヤル)」や「188(消費者ホットライン)」へ。
6. 被害に遭ったらすぐ行動!
- すぐ警察へ連絡。
- 金融機関へ口座停止などの手続き。
- 弁護士に相談し、法的なサポートを受ける。
最後に
「自分は大丈夫」と思っている人ほど、被害に遭いやすいものです。
「美味しい話には必ず裏がある」
この意識を常に持ち、冷静に判断することが何より大切です。
もちろん、この記事を書いている私自身も油断禁物。
一緒にしっかり身を守っていきましょう!
それではまた別の記事でお会いしましょう
🟡 おまけコーナー:「明日って何の日?」
🗓 5月12日:看護の日
近代看護の母・フローレンス・ナイチンゲールの誕生日にちなみ、1991年に厚生労働省が制定した記念日。
医療の現場を支える看護師さんたちの献身的な働きに、改めて感謝の気持ちを伝える日です。
「ありがとう」の一言が、誰かの支えになるかもしれませんね☺️