大吉より凶のほうが運がいい?知られざる「おみくじ順位」の話

おみくじ、ちゃんと意味を知って引いていますか?

新年の初詣で、何気なく引くおみくじ。
また、寺社仏閣巡りが趣味の方なら、初詣に限らず訪れるたびにおみくじを引く、という人も多いでしょう。

ところで、こんな疑問を持ったことはありませんか?

  • 「吉」って、全体で見るとどのくらいの順位?
  • 「大吉」は本当に“一番いい運勢”なの?
  • 逆に「凶」や「大凶」を引いたら、本当に運が悪いの?

今回は、**知っているようで意外と知られていない「おみくじの順位と本当の意味」**について、少し掘り下げてみたいと思います。


おみくじの順位ってどうなっているの?「吉」は一番下?

結論から言うと、「吉」は決して一番下ではありません。

実は、おみくじの順位には全国共通の公式ルールはなく、寺社ごとに解釈や順番が異なります。
ただし、多くの寺社で採用されている一般的な並び方は、次の2パターンに集約されます。

一般的なおみくじの順位(※凶を除く)

▼ パターンA:吉が上位の場合

  • 大吉
  • 中吉
  • 小吉
  • 末吉

▼ パターンB:吉が下位の場合

  • 大吉
  • 中吉
  • 小吉
  • 末吉

このように、「吉」は2番目になることもあれば、4番目になることもある立ち位置。
少なくとも「最下位」ではないことが分かります。


「一番下」はどれ?末吉の本当の意味

凶を除いた「吉グループ」の中で、最も下に位置づけられることが多いのが**「末吉(すえきち)」**です。

「末」という字から、あまり良くない印象を受けがちですが、実は意味はとても前向き。

  • 今はまだ結果が出ていない
  • しかし、これから先に向かって運が開けていく
  • 「末広がり」に良くなる可能性を秘めている

つまり末吉は、未来型の吉とも言える存在なのです。


「小吉」と「末吉」の違いを簡単に整理

混同されやすいこの2つですが、意味合いは少し異なります。

  • 小吉
     → 小さな幸せが安定して続く
     → 大きな変化はないが、平穏で無難な運勢
  • 末吉
     → 今は控えめだが、今後に期待
     → 行動次第で運気が上昇していく可能性あり

「今が楽か」「これから伸びるか」という視点で見ると、印象がガラッと変わります。


「凶」や「大凶」って、本当に悪い運勢なの?

結論から言えば、凶=最悪、というわけではありません。

むしろ多くの寺社では、凶や大凶は
「これ以上下がらない状態」「重要な気づきを与える運勢」
として捉えられています。

凶・大凶が持つ本当の意味

  • 伸びしろのサイン
     今が底だからこそ、あとは上がるだけ。
  • 神様・仏様からの警告や助言
     「今は慎重に」「立ち止まって考えなさい」というメッセージ。
  • 厄落とし
     凶を引いたことで、不運を先に出し切ったと考える見方もあります。

実は「大吉」より良いと言われる理由

意外に思われるかもしれませんが、こんな考え方もあります。

  • 大吉=運気のピーク
     → この先は下がる可能性もある
  • 凶=運気の底
     → これから上がる余地しかない

さらに、凶のおみくじは
具体的な注意点や行動指針が詳しく書かれていることが多く、実生活に活かしやすい
という特徴もあります。


凶・大凶を引いたときの正しい向き合い方

  1. 本文をしっかり読む
     吉凶の文字より、和歌や各項目の内容が重要。
  2. 境内に結ぶ
     悪い運気をその場に留め、縁を結ぶ意味があります。
     ※凶専用の納札箱がある寺社も。
  3. 持ち帰って戒めにする
     アドバイスとして、定期的に読み返すのも立派な選択。

なお、浅草寺など伝統を重んじる寺社では、凶の割合が約3割とされることもあります。


おみくじは「結果」ではなく「ヒント」

大吉を引いて喜ぶのも、凶を引いて落ち込むのも自然な感情です。
ですが、本来のおみくじは「未来を断定するもの」ではなく、これからの行動を考えるためのヒント

筆者個人としては、
「大吉」よりも、むしろレアな「凶」や「大凶」を引けるほうが運がいいのでは?
と感じていますが、皆さんはどう思いますか?

それではまた別の記事でお会いしましょう


🟡 おまけコーナー:「明日って何の日?」

1月27日

【求婚(プロポーズ)の日】

2026年のこの日は火曜日にあたり、暦の上では「友引」や神事に吉とされる「神吉日」と重なるため、プロポーズや入籍に適した日柄となっています。 

由来

1883年(明治16年)1月27日、三重県の新聞(伊勢新聞・三重日報)に日本で初めて「求婚広告」が掲載されたことに由来します。
広告を出したのは中尾勝三郎という人物で、「妻と離縁して不自由しているため、貧富を問わず17歳以上25歳以下の嫁になりたい人は連絡を乞う」という内容でした。この広告に対し、近所に住む19歳の女性が応募し、実際に結婚が成立したというエピソードが残っています。