ACCを過信すると危険?高速道路で追突事故が多発する理由と安全に使う対策

近年、ニュースでよく目にするのが
「高速道路の渋滞最後尾に追突し、多重事故に発展」
という事故です。

特に目立つのが、運転支援機能を使用していたにもかかわらず起きた事故
その代表例が「ACC(アダプティブ・クルーズ・コントロール)」です。

便利なはずのACCが、なぜ事故につながってしまうのか。
今回はその原因と、安全に使うための対策について掘り下げていきます。


高速道路でACC使用中の事故はなぜ起きるのか?

ACC(アダプティブ・クルーズ・コントロール)は、
設定した速度内で先行車との車間距離を保ちながら走行してくれる運転支援機能です。

しかし、事故の多くは
「ACCの性能不足」ではなく「人の使い方」に原因があります。

主な理由は、大きく分けて
✅ ドライバー側の問題(人的要因)
✅ システム側の限界(技術的要因)
の2つです。


原因①:運転支援機能の「過信」と誤解

最も多い原因は、ACCを自動運転だと勘違いしてしまうことです。

現在市販されているACCは、
自動運転レベル2以下に分類されます。

つまり

  • ハンドル操作
  • 周囲状況の判断
  • 危険回避

これらの責任はすべてドライバーにあるという前提です。

にもかかわらず、

  • 「車が勝手に止まってくれる」
  • 「前の車についていけば安全」

といった思い込みが、事故を招いています。


原因②:ながら運転・前方不注意

ACC使用中はアクセル操作が減るため、
無意識のうちに集中力が下がりやすくなります

その結果、

  • スマホを見る
  • ナビを操作する
  • 考えごとをする

といった「ながら運転」に陥りやすくなります。

ACCは危険を完全に予測してくれる機能ではありません
ドライバーが前を見ていない状態では、対応が遅れ追突につながります。


原因③:居眠り運転を誘発しやすい

高速道路は

  • 景色が単調
  • 速度変化が少ない

という特徴があります。

ACCによって操作が減ると、
「思った以上にリラックスしてしまう」
→「眠気に気づかず反応が遅れる」
というケースも少なくありません。


原因④:システムの限界(ここが一番の落とし穴)

ACCは万能ではなく、苦手な状況があります。

代表的なのが以下です。

  • 停車中の車両や静止物
    • 渋滞最後尾
    • 工事規制の矢印板やカラーコーン
  • 急な車線変更後に現れる停止車両
  • 悪天候
    • 豪雨・霧・雪
    • 強い逆光
  • 急カーブや合流・分岐地点

特に渋滞中、
前走車が車線変更で避けた「停止車両」を
ACCが認識できないケースは非常に危険です。


事故を防ぐためにドライバーができる対策

① ACCは「補助」だと常に意識する

ACCは楽をするための装置ではなく、
安全を助けるための機能です。

「自動運転ではない」
この認識が最も重要です。


② 前方注視を絶対にやめない

ACC使用中でも、

  • 視線は常に前方
  • 手はハンドル
  • 足はすぐブレーキに移れる状態

これを基本にしましょう。


③ いつでも介入できる準備をする

ACCが予想外の動きをしたとき、
即座にブレーキを踏めるかどうかが事故を分けます。

特に

  • 渋滞の兆候
  • ブレーキランプが増え始めた時

はACC任せにせず、優先的に自分で減速しましょう。


④ こまめな休憩と体調管理

ACC使用でも

  • 集中力は確実に消耗します。

眠気を感じたら
「もう少し走ろう」はNG

早めの休憩が、最大の安全対策です。


行政・メーカー側の取り組み

  • 運転支援機能の正しい理解を促す広報活動
  • 安全基準の見直しと強化
  • 警告表示やアラート音の改良

技術は進化していますが、
最終的な安全判断はドライバー任せという点は変わっていません。


まとめ:ACCは便利、でも任せきりは危険

ACCは非常に便利な機能ですが、
「全部任せられる装置」ではありません

過信した瞬間に、
渋滞最後尾事故という取り返しのつかない結果につながります。

高速道路をよく使う方、
ACCを日常的に使っている方こそ、

👉「自分が運転している」という意識
👉「最後に守るのは自分」という判断

この2つを忘れず、安全運転を心がけましょう。

それではまた別の記事でお会いしましょう

12月29日

シャンソンの日

これは、1990年(平成2年)のこの日に、東京・銀座にあった日本初のシャンソン喫茶店の老舗「銀巴里」(ぎんパリ)が閉店したことに由来して制定されました。 

「銀巴里」は、1951年に開業し、戦後のシャンソンブームを支えた歴史的な場所で、美輪明宏、戸川昌子、金子由香利といった多くの有名歌手を輩出した登竜門として知られていました。最後のショーは美輪明宏が行い、40年近い歴史に幕を閉じたその日を偲んで、日本のシャンソン文化を記憶にとどめるための記念日となっています。

この日には、ゆかりのある場所でコンサートやイベントが開催されたり、自宅でしっとりとシャンソンを聴いたりして過ごすことが提案されています。現在、「銀巴里」の跡地である銀座七丁目9番11号付近には石碑が立っています