エシカル・サステナブル・SDGsの違いを超わかりやすく解説!もう迷わない3つの関係性

エシカル・サステナブル・SDGsって何が違うの?そのモヤモヤを一気に解消します

最近、テレビやSNS、企業の広告などで「エシカル」「サステナブル」「SDGs」といった言葉をよく見かけるようになりました。
環境問題や社会課題への関心が高まる中で、これらの言葉が生活に浸透しつつありますが、

「結局どう違うの?」
「どれも同じような意味じゃないの?」

と感じている人も多いのではないでしょうか?

今回は、この3つの言葉の意味と違い、そしてそれぞれがどのようにつながっているのかを、なるべく専門用語を使わずにわかりやすく解説します。


まずは「エシカル」って何?

✔ 私たちの“日々の選択”に関わる考え方

「エシカル(ethical)」とは、“人や社会、地球環境、地域に配慮した行動や考え方” を指します。

もともとは「倫理的な」「道徳的な」という意味の英語ですが、近年は次のような実生活に結び付く場面で使われることが多くなりました。

▼ エシカルが大事にする3つの側面

  1. 人・社会への配慮
     例:生産者を搾取しない、公正な価格で取引する(フェアトレード)
  2. 環境への配慮
     例:省エネ、節電、環境負荷の少ない商品を選ぶ
  3. 地域への配慮
     例:地産地消、被災地商品の購入(応援消費)

▼ 身近な「エシカル消費」の例

  • マイバッグ・マイボトルを使う
  • フェアトレード認証商品の購入
  • 旬の食材や地元野菜を選ぶ
  • 食品ロス削減のための“手前どり”

特別なことをしなくても、意識を少し変えるだけで誰でも今日から実践できるのがエシカルの魅力です。


「サステナブル」ってどういう意味?

✔ 未来のために“持続可能な社会”を目指す考え方

「サステナブル(sustainable)」は、“持続可能な” を意味する言葉です。

その根底にあるのは、

「今の世代のニーズを満たしながら、未来の世代が困らないようにする」

という考え方。

環境問題だけでなく、
・貧困
・経済の持続
・社会の安定
なども含む、とても広く抽象的な概念です。

▼ ポイント

  • “概念そのもの”であり、具体的な目標やリストではない
  • 国、企業、個人…あらゆるレベルで使われる
  • 長期的でグローバルな視点のキーワード

「SDGs」は何を指すの?

✔ 世界が合意した“達成すべき17の目標”

SDGs(Sustainable Development Goals)は、2015年に国連で採択された**“2030年までに達成すべき17の目標”**のことです。

例)
・貧困をなくそう
・ジェンダー平等を実現しよう
・気候変動に具体的な対策を
・海の豊かさを守ろう
など、169のターゲットも設定されています。

▼ ポイント

  • “世界共通の目標”
  • 企業や行政が取り組むための指標にもなる
  • 具体的で測定可能な「ゴール設定」

個人が直接達成するというより、私たちの行動が間接的にSDGsの達成につながる、と捉えるのが自然です。


3つの違いを整理すると?

用語位置づけ具体性
エシカル個人の日々の行動基準◎ 具体的
サステナブル持続可能な社会という大きな概念△ 抽象的
SDGs世界が合意した17の目標○ 具体的

3つの関係性は“ピラミッド構造”で考えるとわかりやすい

  1. 私たちのエシカルな行動(=日常の選択)
     ⬇
  2. サステナブルな社会の実現につながる(=大きな概念)
     ⬇
  3. 結果としてSDGsの目標達成に貢献する(=世界のゴール)

つまり、

エシカル(行動) → サステナブル(社会) → SDGs(目標)

という順番でつながっているということです。


まとめ:言葉の意味がわかれば、行動はもっと身近になる

環境や社会に関する言葉は少し堅苦しく感じがちですが、
本質を理解すると、とても身近なものです。

  • 今日エシカルな選択を1つする
  • それがサステナブル社会への一歩になる
  • 積み重なることでSDGs達成に貢献する

こう考えると、「自分には関係ない」と感じていたことも意外と身近に思えてくるはずです。

もし他にも気になるキーワードがあれば、ぜひ気軽にリクエストしてくださいね。
難しい言葉もわかりやすく解説します!

それではまた別の記事でお会いしましょう


🟡 おまけコーナー:「明日って何の日?」

12月6日

🎶【音の日】

音の日は、毎年12月6日に制定されている記念日です。 

この記念日は、以下の目的と由来に基づいています。

  • 目的: 音と音楽文化の重要性を広く認識してもらうとともに、オーディオ及び音楽文化・産業の一層の発展に寄与すること。
  • 由来: 1877年12月6日に、発明家トーマス・エジソンが蓄音機(フォノグラフ)を発明し、音の録音・再生に世界で初めて成功したことにちなんでいます。この日は「オーディオの誕生日」とも言える画期的な出来事でした。
  • 制定: 1994年(平成6年)に、一般社団法人日本オーディオ協会が日本レコード協会などと協力して制定しました。 

毎年この日には、音に関する様々な記念行事やイベントが実施されています。