餃子の支出額日本一の信憑性は?

今年(2025年)も発表になった『餃子の支出額ランキング』ですが、皆さんはご覧になりましたか?毎年2月に発表されているようですね。今回はどうなったのでしょうか?

上位陣はいつもの顔ぶれで大きな変動はない様子

早速順位から見てみましょう。

1位 浜松市  4066円

2位 宮崎市  3517円

3位 宇都宮市 2801円

TOP3は相変わらずな感じですね。ニュース番組やワイドショーなんかでも取り上げられていて、今年はどこが1位なんでしょうか?なんて盛り上がっているようです。

『支出額』って何を対象にしているか知ってますか?

ニュースやワイドショーでも『購入金額』って表現されている事もあるようですが、そもそも『支出額』の範囲がイマイチわからないという方もいると思います。正直私も曖昧です。ここで対象となる支出はどれなのか見てみましょう。

支出額に含まれる金額の対象は、、、スーパーなどの『惣菜の持ち帰り』が該当するようです。これには、焼いてあるもの、生餃子が含まれます。え?ということは、、、冷凍餃子は違うの?という疑問が浮かぶのもわかります。私も疑問に思っています。これに加えて外食で食べたものも対象外です。なんかモヤモヤするのは私だけでしょうか?

調査の基準がそもそもフワッとしている!

この『支出額』の調査とはそもそもどうやって調べているの?という疑問が出てきます。元ネタとしては、総務省が家計調査したデータから引用されているようです。サンプル家庭を選びその家庭が使った内訳を調べて算出するって感じなんだそうです。しかも、この対象範囲が都道府県庁所在地政令市のみが対象になっています。あたかも全国での順位がどうのって言ってますが、調査対象の範囲が狭い訳ですから、地域の傾向を知る資料としては問題無いですが順位をつける資料としてはあまりに弱いものだと考えられます。

地域の活性化に繋げる良い材料にはなる

ランキングの信憑性としては弱いと思いますが、そのランキングを使って地域の活性化に役立てるというのは悪くない考え方だとは思います。せっかく調査したものを有効活用するのは良い事だと思いますが、それがあたかも全国で〇位です!とかって大々的に言って良いものなんでしょうか?受け取り方はそれぞれなんで、良し悪しについては言及するつもりはありません。地域活性化に繋がって、その地域が元気になるのは素晴らしい事です。出来たら、もう少し調査範囲を広げてもらえたら、もっとこのランキングが活かせる地域も出てくると思うのは私だけでしょうか?

余談:なぜ『餃子』の金額がこんなにも注目されてるの?他の食品でもいいのでは?『スパゲッティ』        とか『ハンバーガー』とかでも良かったのでは?何故『餃子』?

それではまた別の記事でお会いしましょう

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