「スマホ新法」で何が変わる?Apple・Googleの独占にメス!利用者への影響を徹底解説

私たちの生活に欠かせない存在となったスマートフォン。
通話やメールだけでなく、動画視聴、買い物、決済など、あらゆる機能をスマホ1台で完結できる時代になりました。そんな中、スマホ業界に大きな変化をもたらす新しい法律が2024年に成立しました。その名も――**「スマホ新法」**です。

ニュースなどで耳にした方もいるかもしれませんが、「何が変わるの?」「ユーザーに影響あるの?」と思う人も多いはず。今回は、このスマホ新法の目的・内容・影響をわかりやすく解説します。


スマホ新法とは?

「スマホ新法」とは正式名称を
**「スマートフォンにおいて利用される特定ソフトウェアに係る競争の促進に関する法律」**といい、2024年6月に成立、2025年12月までに施行される予定です。

この法律は、AppleやGoogleなどの巨大IT企業の市場支配を緩和し、公正な競争を促進することを目的としています。
対象分野は主に以下の4つです。

  • OS(基本ソフト)
  • アプリストア
  • ウェブブラウザ
  • 検索エンジン

これらはいずれも、私たちがスマホを使ううえで欠かせない基盤部分。
つまり、スマホ新法は“スマホの心臓部”に切り込む法律なのです。


どんな規制が行われるのか?

スマホ新法では、巨大IT企業が自社のサービスを不当に優遇したり、競合を締め出したりする行為を禁止します。具体的な内容は次の通りです。

● サードパーティ製アプリストアの解禁

これまでiPhoneではAppleの「App Store」しか使えませんでしたが、今後は他社製のアプリストアを利用できるようになります。これにより、アプリの価格や手数料に競争が生まれると期待されています。

● 決済システムの自由化

アプリ開発者は、AppleやGoogleが提供する決済システム以外にも、独自の決済手段を導入できるようになります。たとえば、アプリ内課金をPayPayやStripeなどで行えるようになるかもしれません。

● 自己優遇の禁止

検索エンジンやOS内で、自社サービスを優先的に表示・推奨する行為を禁止。
「Google検索でGoogle製アプリが上位に出る」といった“自社びいき”が制限されます。


この法律で何が変わる?メリットと懸念点

メリット

  • アプリ価格が下がる可能性
    → 手数料競争により、開発者が安く提供できるようになる。
  • 選択肢の拡大
    → 公式ストア以外からアプリを入手でき、ユーザーの自由度が増す。
  • 新規企業の参入促進
    → 中小企業や個人開発者が参入しやすくなり、サービスが多様化。

デメリット・懸念点

  • セキュリティリスクの増加
    → サードパーティストアの中には安全性の低いものもあり、ウイルス感染や詐欺被害のリスクが高まる可能性。
  • 利便性の低下の可能性
    → AppleやGoogleがセキュリティ理由で一部機能を制限する可能性も。

法律を主導しているのは誰?

スマホ新法を中心となって進めているのは、**公正取引委員会(公取委)**です。
独占禁止法を執行する機関であり、巨大IT企業の市場支配を監視しています。

公正取引委員会の役割

  • 特定ソフトウェア事業者(Apple・Googleなど)の指定
  • 違反企業への排除措置命令・課徴金命令
  • 施行までの詳細ルールや政令の整備

また、経済産業省も協力し、実際の運用ルール作りを進めています。


世界でも広がる「デジタル規制」の流れ

日本だけでなく、世界中で同様の動きが進んでいます。

● EU(欧州連合):デジタル市場法(DMA)

2024年3月に本格施行。
AppleやGoogleなど「ゲートキーパー企業」が自社サービスを優遇することを禁止。SNSや広告サービスなども対象となり、日本のスマホ新法の“モデル”となった法律です。

● アメリカ

司法省がAppleを提訴するなど、独占禁止法違反への追及が強化。
欧州や日本の動きがアメリカにも波及しています。

● その他の国々

イギリス、韓国、オーストラリアなどでも同様の法整備が進行中。
スマホ市場の“自由化”は、世界的なトレンドになりつつあります。


日本版スマホ新法の特徴

日本のスマホ新法はEUのDMAを参考にしつつ、より「スマホ特化型」で柔軟な運用を目指しています。

  • 焦点をスマホに絞った限定的アプローチ
  • 市場状況に応じて柔軟に運用できる“共同規制型”
  • 行政と事業者が協調しながら実現を目指す段階的制度

つまり、いきなり厳しい規制をかけるのではなく、「競争促進」と「安全性維持」のバランスを取る日本らしい仕組みとなっています。


今後どうなる?ユーザーにとっての変化とは

施行後すぐに劇的な変化が起こるわけではありませんが、
2025年以降、次のような変化が段階的に現れると見られます。

  • iPhoneやAndroidで別のアプリストアを使えるようになる
  • アプリの価格が下がる・サブスクが安くなる可能性
  • セキュリティ対策アプリの需要が増える
  • 中小開発者の新サービスが登場

私たちユーザーにとっては、より自由で選択肢の広いスマホ環境が期待されます。
一方で、安全性をどう確保するかという新たな課題も浮かび上がってくるでしょう。


まとめ:スマホ業界の「ルール変更」は始まったばかり

スマホ新法は、単なる「IT企業への規制」ではなく、
スマホという生活インフラを“より公正で開かれたもの”にするための改革です。

まだ施行前の段階ですが、この法律によってアプリ価格や決済方法、検索結果の表示方法まで変わる可能性があります。

あなたのスマホの使い方も、1年後には少し違っているかもしれません。
「便利になるのか」「使いにくくなるのか」――その答えは、2025年12月に明らかになります。

今後もこの動きから目が離せませんね。

それではまた別の記事でお会いしましょう


🟡 おまけコーナー:「明日って何の日?」

11月11日


【チンアナゴの日】

「チンアナゴの日」は、チンアナゴが砂の中から体を出し、ゆらゆらと揺れる姿が数字の「1」に似ていることにちなんで、11月11日に制定された記念日です。 

この記念日は、2013年にオリックスグループのすみだ水族館と京都水族館が、一般社団法人 日本記念日協会に申請して認定されました。 

チンアナゴの日には、各地の水族館でさまざまなイベントが開催されます。

  • チンアナゴの生態や魅力に迫る特別展示が行われたり。
  • チンアナゴにちなんだ限定メニューやグッズが販売されたりします。 

ポッキー&プリッツの日(11月11日)と同じ日にあたり、すみだ水族館ではかつて、ポッキーとチンアナゴをコラボさせた限定パフェが販売されたこともあります