「ガス料金が安くなりますよ!」その訪問、本当に大丈夫?
最近、「ガス料金の見直しで今よりお得になりますよ!」と訪問してくるセールスマンに出会ったことはありませんか?
物価高で光熱費も上がり続ける今、「少しでも安くなるなら…」と話を聞いてしまいそうになりますよね。
私の自宅にも、実際に「検針票を見せていただければ安くなるかチェックできますよ」という営業マンが来ました。ぱっと見は普通の会社員風で、聞いたことのある会社名も名乗っていたのですが、後で冷静に考えると怪しい点がいくつも…。
今回は、こうした 「ガス料金見直しセールス」 の注意点と、だまされないための対処法を整理してみました。
ガス料金の見直しセールス、契約しても大丈夫?
結論から言うと、 安易な契約はとても危険 です。
訪問販売の中には、最初は「安くなります」と説明しておきながら、後から値上げしたり、意図しない契約に切り替えたりする 悪質業者 も存在します。
契約をしてしまっても、訪問販売や電話勧誘による契約は クーリング・オフ(契約書面受け取りから8日以内の無条件解除) が可能です。
ですので、その場で即決するのではなく、一度持ち帰って冷静に判断しましょう。
ガス料金セールスで気をつけるポイント
- はっきり断る勇気を持つ
曖昧に「考えておきます」と答えると、しつこく勧誘が続く場合があります。 - 事業者情報を確認する
会社名・担当者名・連絡先は必ず控えましょう。名刺を受け取るのも有効です。 - 検針票を絶対に見せない
検針票には「お客様番号」「供給地点特定番号」など、契約に必要な個人情報が記載されています。これを見せると、勝手に契約を切り替えられるリスクがあります。 - 契約を即決しない
どんなに「今なら安くなる」と言われても、その場でハンコは押さないこと。必ず家族や第三者に相談しましょう。 - 料金が本当に安くなるか確認する
「エネチェンジ」などの比較サイトを使えば、正しい料金シミュレーションが可能です。訪問販売の営業トークに頼らず、自分で比較するのが安全です。
よくある詐欺の手口
- 大手ガス会社を装う
「〇〇ガスの代理店です」などと名乗り、信頼感を演出して近づいてきます。 - 検針票を見せてほしいと言う
「安くなるかどうか調べるだけです」と言いながら、検針票を利用して勝手に契約切り替えを行います。 - 今すぐ契約を迫る
「今日だけ特典があります」などと急がせて判断力を鈍らせます。
実際に訪問を受けたらどうする?
- きっぱり断る
→ 「いりません」「興味がありません」とはっきり伝える。 - 個人情報を渡さない
→ 検針票・氏名・生年月日などを安易に教えない。 - 相手の情報を確認する
→ 会社名・担当者名・連絡先を必ず確認し、名刺を受け取る。 - 契約してしまった場合
→ 契約書を受け取ってから8日以内ならクーリング・オフ可能。 - 不安を感じたら相談する
→ 消費者ホットライン(☎188)や最寄りの消費生活センターへ。
まとめ
「ガス料金が安くなる」という言葉はとても魅力的ですが、訪問販売の中には悪質なものが多くあります。
私自身も「検針票を見せてほしい」と言われましたが、その場では断り、契約もしていません。後で調べてみると、やはり同様のトラブル事例が数多く報告されていました。
知識を持っているだけで、防げる被害があります。
もし営業を受けたときは、落ち着いて「断る勇気」を持ち、必要なら相談窓口を活用してくださいね。
それではまた別の記事でお会いしましょう
🟡 おまけコーナー:「明日って何の日?」
🌸9月25日🌸
【骨董の日】
骨董の日とは、毎年9月25日で、江戸時代の戯作者・山東京伝が『骨董集 巻之三』に記した日付を由来としています。京都の骨董品オークションを手掛ける株式会社古裂會が制定し、日本の古き良き文化である骨董品の価値を広く伝え、多くの人に愛してもらうことを目的とした記念日です。