中古パソコン販売会にはご用心!?実は〇〇だった?
最近、地域の掲示板やチラシなどで「某企業・官公庁で使用されていた中古パソコンを格安で販売!」といった広告を目にする機会が増えてきました。いわゆる「中古パソコン販売会」と呼ばれるもので、開催されると多くの人が集まり、販売開始と同時に長蛇の列ができるほどの人気イベントです。
しかし、本当にこれらのパソコンは“お得”なのでしょうか? 実はその裏に、ちょっとした落とし穴があるかもしれません。
✅ 一見、お得に見える価格設定
たとえば、販売会で出されるパソコンには「Windows10搭載!」「某省庁で使用されていたため安心!」といった魅力的な文言が並びます。そして価格も3万円前後と、「新品より安い!」と飛びつきたくなるものばかり。
でも、ちょっと冷静にスペックを見てみましょう。
- CPU:Core i3(第4世代)
- メモリ:4GB
- ストレージ:HDD500GB
- OS:Windows10(※ただし元はWindows7)
このスペック、新品の低価格ノートPCや、中古市場の通販サイトで同等品がもっと安く手に入ることもあります。
⚠️ よくある“見えにくいポイント”
1. スペックが古い
販売会で出されるPCの多くは、企業や官公庁で数年間使われたモデル。つまりすでに5〜8年落ちが当たり前。CPUも旧式、ストレージもHDDということが多く、処理速度は現行機種に遠く及びません。
2. バッテリー劣化・動作保証なし
外見はクリーニングされていて綺麗でも、バッテリーは消耗している可能性大。場合によってはAC電源必須なレベルも。さらに販売会では「返品・交換不可」とされることが多く、初期不良があっても泣き寝入りになるリスクがあります。
3. Microsoft認証の問題
OSは「Windows10」とされていても、それが正規ライセンスなのか、デジタル認証なのか、あるいは再インストールされたものなのかが曖昧な場合もあります。後からライセンス認証エラーが出るケースも…。
💻 購入前にチェックしたいこと
- スペックと価格を比較 販売されているPCの型番をスマホなどで検索し、他の中古サイトやフリマアプリと価格を比較しましょう。
- CPUの世代を確認 第4世代以前のIntel Coreシリーズ(例:Core i5-4210Uなど)は、現在の基準では動作が重くなりがちです。
- SSD搭載かどうか HDDのままなら、あとでSSDに換装する必要があるかも。それなら最初からSSD搭載の中古機を選んだ方が賢明。
- 保証の有無 返品・返金ポリシーを確認。最低でも初期不良に対応してくれるかどうかは大事なチェックポイントです。
👀 販売会の“良いところ”もある
もちろん、販売会にはメリットもあります。
- 実物を目で見て確認できる
- その場で相談できるスタッフがいることも
- 台数に限りがあり、レア機種が手に入る場合もある
ただし、「なんとなく安そうだから」と勢いで買うのはNG。特にPCに詳しくない方こそ、スペックや相場をあらかじめ調べてから臨みましょう。
💬 まとめ:「安い」と「得」は違う!
中古パソコン販売会は、“お祭り感覚”でついつい足を運びたくなるイベント。でも、「官公庁で使われていた=高性能・安心」とは限らず、むしろ性能や価格のバランスで考えれば、中古通販やアウトレット品の方がコスパが良い場合もあります。
大切なのは、“価格だけに飛びつかないこと”。
情報を見極め、必要に応じて信頼できるルートで購入する。それが、賢く後悔のないPC選びの第一歩です。
周囲に詳しい方がいるのであれば、相談してみるのもアリだと思います。私も実は販売会で購入しようと真剣に悩んだ事があります。つい価格や出どころに目がいきがちですが、やはり何でも裏があると思って考えた方が良いようです。中古PCに限らず、チラシはネット広告の内容をしっかり吟味するのも必要だと感じる経験となりました。皆さんは中古品、安いからという理由だけで買ってませんか?
それではまた別の記事でお会いしましょう
🟡 おまけコーナー:「明日って何の日?」
🗓 5月11日:ご当地キャラの日
「ご(5)とーち(10)→11」の語呂合わせから、日本ご当地キャラクター協会が制定した記念日。
地域の魅力を発信する“ご当地キャラ”たちは、観光や名産品のPRにひと役買っている存在。
くまモン、ひこにゃん、ふなっしー…あなたの推しキャラは誰?☺️
明日は久しぶりにご当地キャラを検索して、ほっこりしてみるのもアリかも!