ゼロキロカロリーって本当にゼロ?
コンビニやスーパーでよく目にする「0キロカロリー」や「カロリーゼロ」といった表示。ダイエット中の人や健康志向の人にとって、魅力的に感じる言葉ですよね。私もついつい目がいってしまう表示です。
でも、ちょっと待ってください。本当にカロリーが「ゼロ」なのでしょうか?
実はこの「ゼロキロカロリー表示」には、ある“ルール”が隠されているのです。
食品表示法が定める「ゼロ」の定義とは?
日本では、食品に関する表示のルールは「食品表示基準」によって決められています。
そしてこの基準では、「100g(または100ml)あたり5kcal未満であれば『ゼロキロカロリー』と表示してよい」とされているのです。
つまり、実際には「ゼロではないが少量のカロリーは含まれている」というケースがほとんど。
たとえば、ゼロカロリーと表示された飲料を1本500ml飲んだとしたら……
5kcal × 5倍 = 最大25kcal も摂取している可能性があるんです。
なぜそんな表示が許されるの?
ここで疑問が湧きますよね。「なぜゼロじゃないのにゼロと表示していいの?」と。
これは、栄養成分の誤差や実用性を考慮して、「消費者の健康を害するレベルではない」と判断された範囲内での表記」として、ルール上認められているからです。これはなんとも微妙なラインですよね。個人的にはもう少しシビアな判定基準でも良いように感じますが・・・
海外でも同様の基準があり、例えばアメリカでは「less than 5 calories」なら「Calorie Free」と表記可能。
つまり、日本だけの特殊なルールというわけではないんですね。
ダイエット中はどう付き合うべき?
このゼロカロリー表示を知ったうえで、気になるのは「ダイエット中に飲んで大丈夫か?」ということ。
結論から言えば、「適度に摂取する分には問題なし」です。
ゼロカロリー飲料は、甘いものを控えている人にとっては良い代替品になりますし、5kcal未満であれば日常生活で大きな影響はありません。
ただし、油断して飲みすぎたり、「どうせゼロだから」と他のカロリーを取りすぎたりするのは要注意。
また、「人工甘味料」による味覚の慣れや腸内環境への影響も一部で指摘されています。これらも含め、「知ったうえで選ぶ」ことが大切です。
まとめ:「ゼロ」の裏にはルールあり
「ゼロキロカロリー」と聞くと、つい安心してしまいがちですが、実はしっかりとルールに基づいて“許された表示”だったのです。
この事実を知っておくことで、ダイエットや健康管理の判断材料が1つ増えますよね。
日々の買い物でも「本当にゼロなのか?」と少しだけ裏側を覗いてみると、賢く食生活と付き合えるようになります。
知識は最大の武器!うまく活用して、理想の体づくりを目指しましょう!
それではまた別の記事でお会いしましょう