国民年金に税金がかかるっておかしくない?制度の理屈と納得できない本音

国民年金に税金がかかるって知ってましたか?

読者の皆さんは、老後資金について何か対策をしていますか?
「老後2,000万円問題」などが話題になって以降、年金に対する不安や疑問を感じている人は多いと思います。

日本国民であれば、原則として誰もが加入する国民年金
ですが、この年金制度について、どうにも拭えない違和感を覚えたことはありませんか?

それは――
「支給される年金に税金がかかる」という点です。

自分が若い頃からコツコツ支払ってきたお金を、
いざ老後に受け取ろうとしたら税金が引かれる。

「え?それっておかしくない?」
そう感じる人がいても、決して不思議ではありません。

今回は、

  • なぜ国民年金に税金がかかるのか
  • 本当にそれは“あり”なのか
  • 理屈と感情のズレはどこにあるのか

このあたりを、できるだけ分かりやすく整理してみたいと思います。


なぜ国民年金に税金がかかるのか?

結論から言うと、日本の老齢年金は**税法上「雑所得」**として扱われています。
つまり、年金は「貯金の引き出し」ではなく、一種の収入と見なされているのです。

なぜ「所得」扱いなのか?

主な理由は次の2つです。

① 後払い所得という考え方
現役時代に支払った年金保険料は、全額「社会保険料控除」の対象です。
その結果、働いている間の所得税・住民税は軽くなっています。

つまり、

払うときは非課税
もらうときに課税

という“後払い方式”になっているわけです。

② 公平性を保つため
給与として100万円もらう人と、年金として100万円もらう人。
もし年金だけが完全非課税だったら、現役世代との間で不公平が生まれます。

そのため、年金も「収入の一種」として課税対象にされているのです。


すべての年金に税金がかかるわけではない

ここは誤解されがちですが、
年金=必ず重税というわけではありません。

実際には、かなり手厚い軽減措置があります。

公的年金等控除

年金受給者には「公的年金等控除」という特別な控除があり、
一定額以下であれば所得税はかかりません。

例えば、

  • 65歳以上で年金収入が155万円以下
    → 所得税は非課税
    (※今後、制度改正で205万円未満になる見込みもあります)

非課税の年金もある

  • 障害年金
  • 遺族年金

これらは生活保障の意味合いが強いため、完全非課税です。

「年金に税金がかかる」と聞くと強烈ですが、
実際には低所得の年金受給者ほど守られる仕組みになっています。


それでも「年金課税ってありなの?」と思ってしまう理由

制度の理屈は分かります。
でも、感情的に納得しきれない人が多いのも事実です。

よく聞く不満は、こんなところではないでしょうか。

「強制参加なのに…」

自分の意思で積み立てた投資や貯金ならまだしも、
年金は法律で義務付けられた制度です。

「選択肢がなかったのに、課税されるの?」
という違和感は、かなり根深いものがあります。

物価高に追いつかない不安

物価は上がる。
でも年金額は思ったほど増えない。

それなのに、
額面ベースで税金が計算されることへの不安は拭えません。

そもそも「所得」なの?

長年働いて、
払ってきたお金が戻ってくるだけ。

それを「新しい収入」「所得」と言い切られることに、
心理的な抵抗を感じる人も多いはずです。


理屈と感情がズレるのは、ある意味当然

国の立場から見れば、年金は
社会保障による所得再分配の一部です。

高額な年金を受け取る人には相応の負担を、
生活に直結する人には手厚い控除を。

制度としては、ある程度バランスを取ろうとしています。

ただし――
「社会保険料そのものが、もはや第2の税金では?」
という声が増えているのも事実。

保険料でも引かれ、
もらうときにも税金で引かれる。

この“二重で引かれている感覚”こそが、
多くの人のモヤモヤの正体なのかもしれません。


まとめ:年金課税、あなたはどう感じますか?

制度として見れば、
国民年金に税金がかかることには一応の理屈があります。

でも、
「働けなくなってからもらうお金にまで税金がかかる」
この感覚がスッと受け入れられないのも、また自然な感情です。

ありがたい制度なのかもしれない。
でも、どこか納得しきれない。

このモヤモヤ、
あなただけじゃないと思います。

皆さんは、国民年金への課税についてどう感じますか?

それではまた別の記事でお会いしましょう


🟡 おまけコーナー:「明日って何の日?」

2月25日

【膝(ひざ)関節の日】

  • 由来: 膝を意味する英語の「knee(ニー=2)」と、笑顔の「にっこり(25)」を合わせた語呂合わせからきています。
  • 制定者: 福岡県に本社を置くキューサイ株式会社が制定し、日本記念日協会に認定されました。
  • 目的: 「100歳まで楽しく歩こうプロジェクト」の一環として、膝の健康への意識を高め、いつまでも自分の足で元気に歩ける身体づくりを呼びかけることが目的です。 

なお、似た記念日に11月13日の「いいひざの日」(ゼリア新薬工業が制定)もあります。