「まさか自分の家が狙われるなんて…」
そう思っている人ほど、実は空き巣被害に遭いやすい――これは防犯の世界ではよく言われる話です。
近年、空き巣を含む侵入窃盗は一時期減少していたものの、再び増加傾向に転じています。物価高や社会不安の影響もあり、「防犯意識の差」が被害の差として表れやすい時代になってきました。
この記事では、
- 空き巣被害の最新傾向
- 空き巣に狙われやすい家の特徴
- 今日からできる現実的な防犯対策
を分かりやすく解説します。
「うちは大丈夫」と思っている方こそ、ぜひ最後まで読んでみてください。
空き巣被害の推移と現状
侵入窃盗は再び増加傾向
空き巣を含む侵入窃盗の認知件数は、2003年頃をピークに長年減少してきました。これは、防犯カメラの普及や鍵の性能向上、地域防犯意識の高まりが大きな要因とされています。
しかし、2022年を境に状況は一変。侵入窃盗は3年連続で増加傾向にあります。
- 2024年:侵入窃盗の認知件数 約43,000件
- 2025年:刑法犯全体が前年比約4.9%増加
特に住宅を狙った犯行は依然として多く、決して他人事ではありません。
空き巣の特徴的な傾向
- 住宅侵入窃盗の約7割が留守中を狙う空き巣
- 検挙率は50%台で、約半数は未解決
- 被害が増えやすい時期は10〜11月、年末年始
「捕まりにくい」「留守を狙える」――この2点が、空き巣にとって住宅が狙われ続ける理由です。
空き巣に狙われやすい家の3つの共通点
空き巣は衝動的に犯行に及ぶわけではありません。多くの場合、事前の下見を行い、
- バレにくいか
- 簡単に侵入できるか
- すぐ逃げられるか
を冷静に判断しています。
① 留守だと一目で分かる家
不在が分かりやすい家は、空き巣にとって「理想的なターゲット」です。
- 洗濯物が夜まで干しっぱなし
- ポストに郵便物やチラシが溜まっている
- インターホンを鳴らしても反応がない
- 夜間でも家や門灯が真っ暗
これらはすべて「今、誰もいませんよ」と無言でアピールしている状態です。
② 周囲の目が届きにくい家
空き巣は人目を極端に嫌います。そのため、以下のような環境は要注意です。
- 高い塀や生け垣で家が囲まれている
- 庭木が生い茂り、窓や玄関が見えにくい
- 人通りが少ない立地
- 公園・駐車場・空き地が隣接している
一度敷地内に入ってしまえば、外から見えない家は特に狙われやすい傾向があります。
③ 侵入に手間がかからない家
防犯の世界には、こんな有名なデータがあります。
侵入に5分以上かかると、約7割の犯人が諦める
つまり、「簡単に入れそう」と思わせる家ほど危険なのです。
- 無施錠の窓や玄関がある
- 古い鍵を使っている
- 補助錠が付いていない
- 室外機・物置・脚立など足場になる物が置かれている
「2階だから大丈夫」「少しの外出だから平気」――この油断が命取りになります。
効果的な防犯対策:覚えておきたい「4原則」
空き巣対策で重要なのは、完璧を目指すことではありません。
犯人に「この家は面倒そうだ」と思わせることが最大の目的です。
防犯の4原則
- 音:防犯砂利、窓センサー
- 目:防犯カメラ、近隣からの視線
- 光:センサーライト、門灯
- 時間:補助錠、防犯ガラス
これらを複数組み合わせることで、防犯効果は一気に高まります。
今日からできる習慣も大切
- ゴミ出しやコンビニでも必ず施錠
- 郵便物は溜めない(不在時は止める)
- 庭や家周りを定期的に整理する
- 近所付き合いを大切にする
「地域で見守っている雰囲気」は、実は最強の防犯対策です。
まとめ:被害に遭ってからでは遅い
筆者自身も、正直なところゴミ出し程度なら鍵をかけないことがありました。しかし、それも空き巣から見れば立派なスキです。
空き巣対策は、大掛かりな設備よりも日々の意識の積み重ねがものを言います。
「うちは大丈夫」と思った瞬間が、一番危ない。
今回の記事が、防犯を見直すきっかけになれば幸いです。
※今回は戸建て住宅を中心に解説しましたが、アパート・マンション特有の防犯ポイントについても、別記事で詳しく解説する予定です。ぜひそちらもチェックしてみてください。
それではまた別の記事でお会いしましょう
🟡 おまけコーナー:「明日って何の日?」
2月12日
【レトルトカレーの日】
由来と歴史
- 発売日: 1968年2月12日に、まずは阪神地区限定で「ボンカレー」の販売が開始されました。
- 制定者: 販売元である大塚食品株式会社によって制定され、2007年に日本記念日協会に登録されました。
- 革新性: 当時は保存料を使わずに常温で長期保存できる食品は画期的で、レトルトパウチ技術の進化とともに全国へ広がりました。