「抹茶」が世界的ブームに!海外人気の裏で日本に起きている“品薄と価格高騰”の現実

「抹茶」が世界的ブームに!その影響は日本にも…

皆さんは普段、どんな飲み物をよく飲んでいますか?
コーヒー派の方も多いでしょうし、「やっぱりお茶が落ち着く」という方も少なくないと思います。

ちなみに筆者の私はコーヒー派。しかもブラック一択です☕
とはいえ、日本人にとって「お茶」は日常に溶け込みすぎていて、あらためて意識することは少ない存在かもしれません。

そんな日本では当たり前の存在である「お茶」ですが、いま世界では「抹茶(Matcha)」が空前のブームになっているのをご存じでしょうか。

今回は、

  • なぜ抹茶が世界的に人気なのか
  • そのブームが日本にどんな影響を与えているのか
  • そもそも「抹茶」と「お茶」は何が違うのか

このあたりを整理しながら見ていきたいと思います。


今「抹茶」が世界的ブーム?その理由とは

結論から言うと、現在の抹茶人気は**一過性の流行ではなく「定着フェーズ」**に入っています。
2026年現在、海外では抹茶はすでに「健康的で洗練されたライフスタイルの象徴」として扱われています。

世界での広まりと現状

① 輸出量の急増
2025年、日本の緑茶輸出額は過去最高を更新しました。
その中でも特に伸びているのが、抹茶を中心とした粉末茶で、全体の約8割を占めるとも言われています。
需要が高いのはアメリカ・ヨーロッパ・アジア圏。まさに世界規模です。

② コーヒーの代替としての抹茶
海外では
「コーヒーよりもカフェインの効きが穏やか」
「集中力が長く続く」
といった点が評価され、ビジネスマンやZ世代を中心に抹茶ラテが定番化しています。

③ アレンジの自由度が高い
伝統的な“点てる抹茶”にとどまらず、

  • スムージー
  • スイーツ
  • カクテル
  • 美容・スキンケア商品

など、抹茶は「素材」として多方面に展開されているのも特徴です。


なぜここまで抹茶が支持されるのか?

① 最強クラスのスーパーフード

抹茶は茶葉を丸ごと摂取します。
そのため、

  • カテキン(抗酸化作用)
  • テアニン(リラックス効果)

といった成分を効率よく摂れる点が、健康意識の高い層に刺さっています。

② SNS映えの破壊力

鮮やかなグリーンは、InstagramやTikTokとの相性が抜群。
視覚的インパクトが強く、インフルエンサーによる拡散が一気に火をつけました。

③ 日本文化への憧れ

「ZEN」「茶道」「マインドフルネス」
こうした日本文化のイメージが、忙しい現代社会の中で心の余白を求める人々に強く響いています。


世界的ブームが招いた日本国内への影響

一方で、この抹茶ブームは日本国内に歪みも生み出しています。

抹茶の品薄と価格高騰

  • 宇治などの有名産地では即完売
  • 購入制限がかかるケースも増加
  • 原料となる「碾茶(てんちゃ)」の価格は1年で約1.6倍に上昇

煎茶への影響という“逆転現象”

儲かる抹茶向けに生産がシフトした結果、
普段飲まれている煎茶の生産量が減少
その影響で、煎茶まで価格が上がるという皮肉な状況も起きています。


「抹茶」ブームの火付け役は誰?

実は、特定の一人が火をつけたわけではありません。

  • スターバックスなどの大手カフェチェーン
  • 海外セレブやインフルエンサー
  • 健康志向・日本文化ブーム

これらが複合的に作用した結果、抹茶は世界的定番へと成長しました。


ちなみに「お茶」と「抹茶」の違いとは?

抹茶と煎茶は、同じ緑茶でも育て方・作り方・飲み方がまったく違います。

要点をまとめると、

  • 抹茶:日光を遮って育て、粉末にして丸ごと飲む
  • 煎茶:日光を浴びて育て、成分を抽出して飲む

この違いが、味・色・栄養価の差を生んでいます。


まとめ:嬉しさと、ちょっとした寂しさ

世界的な日本食ブームの中で、抹茶まで注目されるのは
日本人として誇らしいことでもあります。

ただ一方で、
「昔は安く、気軽に飲めたものが手に入りにくくなる」
という現実には、少し複雑な気持ちも残ります。

身近だった存在が、いつの間にか“特別なもの”になっていく。
皆さんは、この変化をどう感じますか?

それではまた別の記事でお会いしましょう


🟡 おまけコーナー:「明日って何の日?」

1月26日

【文化財防火デー】

この日は、文化財を火災や震災から守るために定められた日本の記念日です。

由来と制定の経緯

この日は、1949年(昭和24年)1月26日に、世界最古の木造建築物である法隆寺(奈良県)の金堂から火災が発生し、世界的至宝といわれた「金堂壁画」が焼損したことに由来しています。 

この事件は当時の国民に強い衝撃を与え、文化財保護の必要性が強く議論されるようになりました。その結果、1950年に「文化財保護法」が制定され、その普及啓発の一環として1955年(昭和30年)に文化庁と消防庁によって「文化財防火デー」が定められました。 

なぜ1月26日なのか?

日付が1月26日に選ばれたのには、主に2つの理由があります。

  1. 法隆寺金堂壁画が焼損した日であること。
  2. 例年1月から2月が、1年のうちで最も火災が発生しやすい時期であること。 

実施される活動

毎年この日を中心に、全国各地の寺院や神社、文化財所在地で以下のような活動が行われます。

  • 防火訓練: 消防署や地域住民、文化財所有者が協力し、放水訓練や重要物件の搬出訓練を実施します。
  • 立入検査: 消防機関が文化財建造物の防火設備(スプリンクラーや火災報知器など)を点検・指導します。
  • 啓発活動: ポスターの掲示などを通じて、文化財を大切にする「文化財愛護思想」の普及を図ります。