通勤や買い物など、車で外出しているときに赤信号で止まるのは日常茶飯事ですよね。
特に急いでいるときに限って信号に引っかかると、「なんで今なんだよ…」と思ってしまうこともあるはずです。
そんなとき、信号の角にあるコンビニや飲食店の駐車場を横切って交差点を回避する車を見かけたことはありませんか?
いわゆる「コンビニワープ」と呼ばれる行為です。
「ちょっと横切るだけだし大丈夫そう」
「警察に止められてるのを見たことないし…」
そう思って、つい誘惑を感じたことがある人も少なくないでしょう。
ですが実はこの行為、状況次第では犯罪や重大な違反になる可能性があることをご存じでしょうか。
今回は、コンビニワープが抱える法的リスクや、実際に起きた事故・立件事例をもとに、安易なショートカットの危険性について解説していきます。
🚗 そもそもコンビニワープは違法なの?
結論から言うと、
「コンビニワープ」という行為そのものを直接禁止する法律はありません。
しかし問題なのは、
👉 その過程で行われる運転行為
👉 事故が起きた場合の責任の重さ
この2点です。
結果として、道路交通法違反や刑法違反に問われる可能性は十分にあります。
⚠ コンビニワープに潜む主な法的リスク
① 道路交通法違反になる可能性
■ 歩道での一時不停止
公道から駐車場へ出入りする際、ほとんどの場合で歩道を横切ることになります。
このとき、
歩行者がいなくても必ず一時停止が必要です(道路交通法17条2項)。
これを怠ると
・一時不停止
・反則金:普通車7,000円
・違反点数:2点
となる可能性があります。
■ 安全運転義務違反
駐車場内は、
・歩行者
・自転車
・子ども
が突然現れやすい場所です。
ショートカット目的でスピードを出したり、確認不足のまま走行すると、
**道路交通法70条(安全運転義務違反)**に該当する可能性があります。
② 建造物侵入罪に問われる可能性
意外と知られていませんが、
コンビニの駐車場は私有地です。
本来の目的は
👉「買い物をする客のための駐車スペース」
にもかかわらず、
信号回避だけを目的に無断で立ち入る行為は、
管理者の意思に反すると判断される可能性があります。
特に、
・「通り抜け禁止」
・「関係者以外立入禁止」
といった表示がある場合は、
**建造物侵入罪(3年以下の拘禁刑または10万円以下の罰金)**が成立するリスクも否定できません。
③ 事故が起きた場合の責任が極めて重い
コンビニワープ中に事故を起こした場合、
私有地だから軽くなるということはありません。
■ 刑事責任
人を死傷させた場合は
過失運転致死傷罪
(7年以下の拘禁刑または100万円以下の罰金)
■ 民事責任(過失割合)
「信号待ちを回避するため」という
本来想定されていない危険な通行と判断されやすく、
加害者側の過失が重く認定される傾向があります。
📰 実際にあった立件・事故の事例
■ 大分県宇佐市(2020年)
飲食店の駐車場をショートカットしようとした軽トラックが、
駐車場内にいた3歳の女児をはねて死亡させる事故が発生。
■ 山形市(2025年公判)
コンビニ駐車場内で男性をはねて死亡させた事件で、
過失運転致死罪として起訴され、被告は罪を認めています。
これらの事例からも分かる通り、
「少し横切っただけ」という意識が、取り返しのつかない結果を招くことがあります。
⏱ 得られる時間と失うものを比べてみる
コンビニワープで短縮できる時間は、
せいぜい数十秒〜数分程度です。
一方で失う可能性があるものは、
・罰金や点数
・前科
・多額の賠償金
・他人の人生、そして自分の人生
正直、割に合うとは言えません。
🔚 まとめ:リスクを取るか、安全を取るか
コンビニの駐車場は、
お店を利用する人のための場所であって、
赤信号を回避するための抜け道ではありません。
これまで「ついやってしまった」という人もいるかもしれません。
ですが、この記事を読んだ今この瞬間から、
一度立ち止まって考えるきっかけになってくれたら嬉しいです。
数十秒の短縮より、
安全と安心を選ぶ。
それが結果的に、自分自身を守ることにもつながります。
それではまた別の記事でお会いしましょう
🟡 おまけコーナー:「明日って何の日?」
1月22日🍛
【カレーの日】
カレーの日(1月22日)の由来
この記念日は、1982年(昭和57年)1月22日に、当時の全国学校栄養士協議会が学校給食創立35周年を記念して、「全国の小中学校で一斉にカレー給食を提供しよう」と呼びかけたことに由来します。
この日、全国で約800万人もの子どもたちにカレーライスが提供されました。その後、2016年に全日本カレー工業協同組合によって正式に「カレーの日」として日本記念日協会に登録されました。