なぜDV被害は増えているのか?加害者と被害者の関係性、離れられない心理を徹底解説

なぜDV被害が注目され、増えているのか?

近年、ニュースや報道で**DV(ドメスティックバイオレンス)**が取り上げられる機会が増えています。
「DV被害は本当に増えているの?」「なぜこんなにも多いの?」と疑問に思ったことはありませんか?

日本ではDVに関する相談件数は年々高い水準で推移しており、特に2020年以降は増加が顕著です。
ただし、これは単純に「DVが急激に増えた」というだけでなく、

  • DVという問題が社会に認識され始めた
  • 相談窓口が整備され、声を上げやすくなった

という側面もあります。


DV相談件数の推移が示す現実

内閣府や警察庁がまとめたDV相談件数を見ると、長期的に右肩上がりの傾向があります。

特に注目すべき点は以下の3つです。

  • 相談件数が高水準で推移していること
  • 男性被害者の割合が増えていること
  • 精神的DVが相談内容の大半を占めていること

これは、DVが「身体的な暴力だけの問題ではない」ことが、徐々に社会に理解され始めている証拠とも言えます。

相談件数の増加は、決して悪いことばかりではありません。
被害者が声を上げられる環境が整ってきたという、前向きな変化でもあるのです。


なぜDVは起こるのか?――加害者と被害者の関係性

DVは単なる喧嘩や言い争いではありません。
そこには**「支配」と「コントロール」**という明確な構造があります。

加害者は暴力を、

  • 相手を従わせるため
  • 自分の思い通りにするため

手段として使います。

DV加害者に多く見られる心理的特徴

  • 強い支配欲と所有意識
    相手を対等な人間ではなく、自分の所有物のように扱う。
  • 自己正当化と思い込み
    「相手のため」「しつけているだけ」と暴力を正当化する。
  • 外面の良さ
    家の外では良い人を演じるため、被害が信じてもらえにくい。
  • 感情コントロールの未熟さ
    怒りや不安を処理できず、暴力に向かいやすい。
  • 固定的な価値観
    男性優位・家父長制的な考えが根底にある場合も少なくありません。

これらは「性格」ではなく、歪んだ価値観や環境によって形成されたものです。


DVが繰り返される「暴力のサイクル」

DV関係には、多くの場合「暴力のサイクル」が存在します。

  1. 緊張期
    些細なことで不機嫌になり、被害者が顔色をうかがう状態。
  2. 爆発期
    身体的・精神的な暴力が起こる。
  3. ハネムーン期
    加害者が謝罪し、優しくなる。「もうしない」と約束する。

この繰り返しが、被害者の判断力を奪い、
「この人にも良いところがある」という錯覚を生み出します。


なぜ被害者は加害者から離れられないのか?

DV被害者が関係を断ち切れない理由は、決して弱さではありません。

そこには複数の深刻な要因が絡み合っています。

  • 生命の危険を感じるほどの恐怖
  • 自尊心を壊す心理的支配
  • 経済的な依存
  • 社会的孤立
  • 世間体や「自分が我慢すれば」という責任感

これらはすべて、加害者側が作り出した状況です。

重要なのは、
👉 被害者に責任は一切ない
という点です。


DVは人権侵害。助けを求めていい

DVは「家庭内の問題」ではなく、重大な人権侵害です。
一人で解決しようとする必要はありません。

  • 配偶者暴力相談支援センター
  • 警察(緊急時は110番/相談は#9110)
  • 弁護士・支援団体

助けを求めることは、弱さではなく行動力です。


おわりに

DV被害は誰にでも起こりうる問題です。
「我慢すれば何とかなる」「自分さえ耐えればいい」
そう思わなくて大丈夫です。

あなたの命と心が、何よりも大切です。
必ず、力になってくれる人はいます。

この記事が、誰かが一歩を踏み出すきっかけになれば幸いです。

それではまた別の記事でお会いしましょう


🟡 おまけコーナー:「明日って何の日?」

12月30日

地下鉄記念日

これは、1927年(昭和2年)12月30日に、日本で初めての本格的な地下鉄(現在の東京メトロ銀座線の一部)が、東京の**上野~浅草間(2.2km)**で開業したことを記念して定められました。 

地下鉄記念日の詳細

  • 日付: 12月30日
  • 別名: 地下鉄開業の日
  • 由来: 1927年12月30日、東京地下鉄道株式会社が上野~浅草間で日本初の地下鉄営業を開始したことによる。
  • 当時の様子:
    • この地下鉄は東洋初の地下鉄であり、「東洋唯一の地下鉄道」というキャッチフレーズで大きな話題を呼びました。
    • 開業当日は物珍しさもあり、地下鉄の駅(地下駅)から地上にまで長蛇の列ができるほどの盛況ぶりで、1日におよそ10万人が乗車したと言われています。
    • 開業区間はわずか2.2kmで、所要時間は4分50秒、運賃は10銭均一でした。
  • 技術的な特徴:
    • 当時としては最新鋭の設備が導入されており、鋼製車両、自動ドア、自動列車停止装置(ATS)などが備えられていました。
    • ウィングが回転して通過できる自動改札機や間接照明も新しい試みでした。
  • 「地下鉄の父」: ロンドンの地下鉄に感銘を受け、東京での地下鉄開業に尽力した早川徳次(はやかわ のりつぐ)は、日本において「地下鉄の父」と呼ばれています。

現在、この路線は東京メトロ銀座線の一部として運行されており、都市生活に不可欠な交通インフラとなっています。