COP(コップ)って何の会議?
ニュースやSNSで「COP28」「COP29」といった言葉を目にすることが増えましたが、実際どんな会議かご存じでしょうか?
なんとなく「環境に関する会議かな?」と感じていても、具体的な内容までは知らない人も多いはず。
そこで今回は、国際会議「COP(コップ)」の意味、数字の由来、そしてこれまでに決まった重要な取り組みまで、わかりやすく解説していきます。
COPとは?正式名称と意味
「COP」は Conference of the Parties(カンファレンス・オブ・ザ・パーティーズ) の略称で、日本語では 国連気候変動枠組条約締約国会議 と呼ばれます。
つまり、気候変動対策に関する条約(国連気候変動枠組条約=UNFCCC)に参加している国々が集まり、地球温暖化への対策方針を話し合うための国際会議です。
主なポイント
- 正式名称:Conference of the Parties
- 和訳:締約国会議(ていやくこくかいぎ)
- 読み方:「コップ」
- 開催目的:気候変動に関する世界的な取り組みを議論・合意する場
- 主催:国連(UN)
この会議で決まる方針は、世界各国の環境政策やエネルギー政策に大きな影響を与えます。
数字の意味は「開催回数」
「COP」の後ろに付く数字(例:COP28)は、その会議の開催回数を表しています。
例えば、「COP1」は第1回会議、「COP29」は第29回会議です。
COPは 1995年にドイツのベルリンで初開催(COP1) されて以降、原則として毎年1回行われています。
ただし、2020年は新型コロナウイルスの影響で延期されましたが、それ以外の年は毎年途切れず開催されています。
参加国はほぼ全世界
国連気候変動枠組条約(UNFCCC)には、198の締約国(197の国とEU) が参加しています。
これは世界のほぼ全ての国が含まれる、非常に普遍的な国際枠組みです。
各国が気候変動対策に関して協力し、共通の目標を持って行動するための“地球規模の話し合いの場”と言えるでしょう。
COPで決まった主な成果
COPでは、地球温暖化対策に関する歴史的な合意がいくつも生まれています。ここでは特に重要な3つを紹介します。
🌍1. 京都議定書(COP3・1997年)
- 内容:先進国に対して、温室効果ガスの排出削減を法的に義務付けた初の国際的な合意。
- 特徴:先進国のみが対象で、途上国には削減義務がなかった。
➡️ これは日本の京都で採択され、世界に「環境先進国・日本」という印象を与えた出来事でもあります。
🌎2. パリ協定(COP21・2015年)
- 内容:京都議定書に代わる新しい国際枠組み。
世界の平均気温上昇を 産業革命前と比べて2℃より低く抑え、1.5℃を目指す という長期目標を掲げました。 - 特徴:全ての国が対象。各国が自主的に削減目標(NDC)を設定・更新していく仕組み。
➡️ 世界中の国々が一丸となって“脱炭素社会”を目指す、歴史的なターニングポイントとなりました。
🌏3. 近年の主な合意内容
- COP27(2022年):「損失と損害(ロス&ダメージ)基金」の設立を決定。
→ 気候変動で甚大な被害を受けた脆弱国を支援するための基金。 - COP28(2023年):「化石燃料からの移行を加速させる」ことで合意。
→ さらに、2030年までに世界の再生可能エネルギー容量を3倍にする目標を設定。 - COP29(2024年):途上国への支援を強化。2035年までに年間1兆3000億ドル規模の気候資金支援を目指す新目標を策定。
これらの決定は「COP決定」として文書化され、世界全体の環境政策の方向性を示す指針となっています。
COPが持つ意義とは?
COPは、単なる「環境会議」ではなく、地球の未来を左右する国際合意の場です。
エネルギー、経済、産業など多方面に影響を与えるため、各国首脳や企業関係者、市民団体なども注目しています。
毎回の会議で出される合意文書は、世界の「気候変動対策の羅針盤」と言えるでしょう。
最後に:地球のためにできることを考えよう
「COP29」「パリ協定」など、難しそうに聞こえる言葉も、根底にあるのは“地球を守るための努力”です。
私たち一人ひとりの行動も、その一部を担っています。
たとえば、
- 節電やエコバッグの活用
- 再利用・リサイクルの意識
- 地元産の食品を選ぶ(輸送時のCO₂削減)
小さな一歩でも、積み重ねることで大きな変化につながります。
ニュースで「COP〇〇」という言葉を耳にしたときは、世界が今どんな未来を目指しているのか、少しだけ思いを馳せてみてください。
ちなみに筆者も、今回調べて初めて「数字が開催回数を示している」と知りました(笑)。
それではまた別の記事でお会いしましょう
🟡 おまけコーナー:「明日って何の日?」
11月29日
【いいふぐの日】
「いいふぐの日」の由来は以下の通りです。
- 語呂合わせ:「11(いい)29(ふぐ)」と読む語呂合わせからきています。
- 願い:フグは「福(ふく)」とも読めるため、「食べた人に福(ふく)をもたらす」という願いが込められています。
- 制定者:一般社団法人全国海水養魚協会の養殖トラフグ部会によって制定されました。国産の養殖トラフグのおいしさをより多くの人に知ってもらうことを目的としています。
なお、フグに関する記念日としては、下関ふく連盟が制定した「ふくの日」(2月9日)も存在します。