ビールが安くなる?酒税一本化で変わる“お酒の未来”を徹底解説
皆さんはお酒、好きですか?
自宅での晩酌、仕事終わりの一杯、友人との飲み会など、日常の中でお酒を楽しむ機会は意外と多いですよね。
中でも「とりあえず生(ビール)!」という言葉が象徴するように、ビールは多くの人に親しまれています。
しかし、同じ「ビール」と言っても実は3種類――ビール・発泡酒・新ジャンル(第三のビール)――があり、これまではそれぞれ税率が異なっていました。
そんな中、**酒税法の改正によって、2020年から段階的に酒税の「一本化」**が進められています。
今回は、この「酒税の一本化」で何が変わるのか?そして私たち消費者やメーカーにどんな影響があるのかを、分かりやすく解説していきます。
🍺酒税一本化とは?
「酒税の一本化」とは、同じ種類の酒類にかかる税率を段階的に揃える税制改革のことです。
特に注目されているのが「ビール系飲料(ビール・発泡酒・新ジャンル)」で、これまで税率の格差が大きかった3種類を2026年10月までに同一税率に統一する方針です。
これは、安いお酒を求める消費者のニーズにより発泡酒や新ジャンルが拡大した一方で、「ビール離れ」が進んだことを受け、税制の公平性を保つ狙いがあります。
📊段階的な税率変更(350mlあたり)
| 年月 | ビール | 発泡酒 | 新ジャンル |
|---|---|---|---|
| 2020年9月まで | 77円 | 47円 | 28円 |
| 2020年10月 | 65円(減税) | 変更なし | 38円(増税) |
| 2023年10月 | 63.35円(減税) | 変更なし | 46.99円(増税) |
| 2026年10月 | 54.25円に統一 | 54.25円に統一 | 54.25円に統一 |
つまり、ビールは安く、新ジャンルは高くなる流れです。
結果として「価格差がほぼなくなる」ため、これまで安さで人気だった第三のビール市場に大きな変化が起きています。
🍶その他の酒類も変わる!
ビール以外のお酒にも酒税改革の波が及んでいます。
■日本酒・ワイン(350mlあたり)
| 種類 | 2020年9月まで | 2020年10月 | 2023年10月 |
|---|---|---|---|
| 日本酒 | 38.5円 → 35円に減税 | 35円 | 35円 |
| ワイン | 28円 → 31.5円に増税 | 35円に増税 | 35円 |
2023年10月には、清酒と果実酒の区分が「醸造酒類」として一本化されました。
つまり「日本酒とワインの税率は今後ほぼ同じ」になっています。
■チューハイ・低アルコール飲料
350mlあたり 28円 → 35円に統一。
アルコール度数が低くても、酒税は上がる方向に進んでいます。
🧾消費者への影響
この改正により、私たち消費者の選択にも変化が出ています。
- 🍺 ビールの売上が回復傾向:税率が下がったことで、再び「本物のビール」に戻る人が増えています。2024年にはビール類販売が17年ぶりの高水準に。
- 🥫 新ジャンルは苦戦:価格上昇により「安さの魅力」が薄れ、市場が縮小中。
- 🏭 メーカーはブランド戦略を強化:サントリーは主力商品「金麦」をビールへ切り替えるなど、各社が一本化を見据えた動きを加速させています。
📈今後の市場のゆくえ(2026年以降)
2026年10月に一本化が完了すると、価格差ではなく**「味」や「ブランド」で選ばれる時代**が来ると予想されています。
- ビール市場の再成長:クラフトビールやプレミアムビールの需要が拡大。
- 第三のビール市場の縮小:安価ブランドの淘汰が進み、各社の再編も進む可能性。
- 日本酒の復権:減税効果で手に取りやすくなり、若年層の関心も高まりつつあります。
- ワインの価格上昇による分岐:安価な輸入ワインから国産ワインへの転換や、高付加価値ワインの需要が増える見通し。
全体的に、お酒市場は「多様化」と「品質重視」の方向にシフトしていくでしょう。
🍻まとめ:一本化でお酒の楽しみ方が変わる
今回の酒税改正で、「安さ」よりも「味わい」や「好み」が重視される時代が到来しそうです。
価格が横並びになるからこそ、自分にとって“本当においしいお酒”を選ぶ楽しみが増えるとも言えます。
メーカーの新商品や限定醸造ビールなども続々登場しており、今後はより個性豊かなお酒との出会いが期待できそうですね。
あなたは、統一後どんなお酒を選びますか? 🍺🍷🍶
それではまた別の記事でお会いしましょう
🟡 おまけコーナー:「明日って何の日?」
11月16日
【いいビール飲みの日】
「いいビール飲みの日」 は、ビール酒造組合が制定した記念日で、日付は「いい(11)ビール(16)」の語呂合わせに由来しています。
この記念日は、女性の適正飲酒を呼びかけることを目的としています。
その他にも、ビールに関連する記念日はいくつかあります。
- 地ビールの日、ビールの日:4月23日
- 16世紀にドイツで制定された「ビール純粋令」に由来します。
- 世界ビール・デー:8月の第1金曜日
- 2007年にアメリカで始まり、ビールを楽しみ、ビール産業に関わる人々に感謝する日です。
- ヱビスの日:2月25日
- ヱビスビールが1890年2月25日に発売されたことを記念し、サッポロビールが制定した日です