知らなきゃ危ない!ドローン撮影に潜む法規制と注意点を徹底解説

近年、ドローンを使った空撮が一大ブームとなっています。
InstagramやYouTubeでは、まるで映画のワンシーンのような美しい映像が数多く投稿され、ドローン撮影に憧れる人も増えています。

しかし、スマホで動画を撮るのとは違い、ドローンでの撮影には多くの「法律」や「ルール」が関わっていることをご存じでしょうか?
知らずに飛ばしてしまうと、「知らなかった」では済まされない重大な違反になるケースもあります。

そこで今回は、これからドローン撮影に挑戦したい方に向けて、ドローンに関わる主な法規制や注意点をわかりやすく解説します。


ドローン撮影が急速に普及している背景

日本ではここ数年、ドローン市場が急速に拡大しています。
趣味用の手軽なモデルから、プロ仕様の高性能機まで幅広く登場し、個人・企業を問わず多くの人がドローン撮影を楽しんでいます。

普及の主な理由

  • 技術の進化と低価格化
     操作が簡単になり、以前よりも安く購入できるようになった。
  • SNSの影響
     InstagramやYouTubeなどでドローン映像が注目を集め、人気が拡大。
  • 産業分野での活用
     建設現場の測量、農業、インフラ点検など幅広い分野で利用。
  • 観光地での導入
     絶景を空から体験できるサービスが増加。

ドローン撮影に潜む課題とリスク

ドローンが身近になった一方で、運用には次のような課題もあります。

  • 法規制の複雑さ:航空法や小型無人機等飛行禁止法など、複数の法律が関係。
  • 飛行場所の制限:人口密集地、空港周辺、重要施設付近では原則飛行禁止。
  • 天候の影響:風や雨で飛行が不安定になり、事故の原因になることも。
  • プライバシー・肖像権の問題:他人の住宅や顔が映り込むとトラブルに発展する可能性。

法律で定められた主なルール

ドローン撮影を行う際には、重量(100g以上・未満)によって規制が異なります。ここでは代表的な法律を整理してみましょう。

① 航空法(100g以上のドローンが対象)

**「無人航空機」**として扱われ、以下の空域や飛行方法では国土交通大臣の許可・承認が必要です。

飛行禁止空域

  • 空港周辺
  • 地表・水面から150m以上の高さ
  • 人口集中地区(DID地域)

特定の飛行方法

  • 夜間飛行
  • 目視外飛行
  • 人・建物・車両から30m以内の飛行
  • イベント会場上空の飛行
  • 危険物の輸送、物の投下

② 小型無人機等飛行禁止法(100g未満も対象)

国会議事堂や首相官邸、在外公館などの周辺での飛行は禁止。
違反すると「1年以下の懲役または50万円以下の罰金」となることも。

③ プライバシー・肖像権に関する法律

  • 個人情報保護法
     隠し撮りなど不正な撮影は違法。
  • 民法
     プライバシー侵害や肖像権侵害は損害賠償の対象になる場合あり。

また、地方自治体が独自に公園や観光地でのドローン撮影を禁止しているケースもあります。
飛行前に自治体のホームページなどで**「ドローン規制エリア」**を必ず確認しましょう。

④ 道路交通法

道路を離着陸に使う場合、警察署への「道路使用許可申請」が必要。
交通を妨げないよう細心の注意が求められます。

⑤ 著作権・所有権に関する注意点

  • 撮影した映像の著作権は原則として撮影者に帰属。
  • 他人の建物や著作物(看板・広告など)を無断で映すと、著作権侵害の可能性も。
  • 私有地での撮影は土地所有者の許可を必ず取得。

100g未満ドローン(トイドローン)の落とし穴

軽量ドローン(100g未満)は「模型航空機」として航空法の一部が適用外になります。
ただし、「小型無人機等飛行禁止法」や「プライバシー関連法」は適用される点に注意。

一見自由そうで、実は制限も多い

  • 空港周辺や航空路内では飛行禁止。
  • 公園や河川敷など自治体管理地では、条例で禁止されている場合あり。
  • 道路上での離着陸には警察許可が必要なケースも。

軽量ドローンでも注意したいポイント

  • 落下事故によるけがや物損。
  • 他の航空機との接触リスク。
  • 周囲の人のプライバシーや不快感への配慮。

安全にドローン撮影を楽しむために

  1. 飛行前に必ず法律と条例を確認する
     国交省「ドローン情報基盤システム(DIPS)」で最新の規制情報を確認できます。
  2. 飛行ルールを守る
     夜間や目視外での飛行は原則禁止。
  3. 撮影対象と周囲に配慮する
     人の住居や顔を無断で撮影しない。
  4. トラブルを防ぐため事前告知を
     イベントや観光地で撮影する際は、周囲に撮影意図を伝えると安心です。

まとめ:ルールを守って、安全で楽しい空撮を!

ドローン撮影は、普段見られない角度から世界を切り取る魅力的な趣味です。
しかし、その一方で法規制やマナーを軽視すると、罰則やトラブルにつながるリスクがあります。

「気軽に飛ばせる」時代だからこそ、ルールを理解して安全に楽しむことが大切です。
しっかり学び、準備を整えて、あなたも安心・安全な空撮ライフを始めてみませんか?

それではまた別の記事でお会いしましょう


🟡 おまけコーナー:「明日って何の日?」

11月10日

【エレベーターの日】

「エレベーターの日」は、日本で初めて電動式エレベーターが設置されたことを記念する日です。

1979年(昭和54年)に、一般社団法人日本エレベーター協会が制定しました。 

由来

1890年(明治23年)11月10日、東京・浅草に建てられた12階建ての展望塔「凌雲閣」に、日本初の電動式エレベーターが設置され、一般公開されました。これを記念して、この日が「エレベーターの日」となりました。 

目的

日本エレベーター協会は、この記念日に合わせて、エレベーターやエスカレーターの安全で安心な利用を呼びかけるためのキャンペーンを実施しています。