近年、電気自動車(EV)やプラグインハイブリッド車の開発・普及が進んでいますが、2026年現在でも街を走る車の多くは、ガソリン車やハイブリッド車です。これらの車に乗る以上、切っても切り離せないのが「ガソリン給油」という日常的な行為ですよね。
ところで、そのガソリンに「賞味期限がある」と聞いたら、少し驚きませんか?飲み物ではないので正確には「使用期限」と呼ぶべきですが、実はガソリンも時間とともに劣化する性質を持っています。
今回は、
- ガソリンの使用期限の目安
- 劣化するとどうなるのか
- 給油はいつするのが正解なのか
といった、意外と知られていない給油に関する疑問をまとめて解説していきます。
ガソリンにも使用期限があるって本当?
結論から言うと、ガソリンには食品のような明確な賞味期限はありませんが、確実に劣化します。
一般的には、
- 3か月〜6か月以内に使い切るのが目安
とされています。石油会社や整備業界の見解でも、この期間を一つの基準として挙げているケースが多いです。
ガソリンが劣化する理由
ガソリンは空気中の酸素と反応して「酸化」します。また、気温変化によって揮発しやすい成分が抜けていくことも、性能低下の原因になります。
特に注意したいのが以下のポイントです。
- 保管環境:密閉されていない状態では劣化が早まる
- 気温:夏場は酸化が進みやすい
- 放置期間:乗らない期間が長いほどリスクが高い
劣化したガソリンの特徴とは?
ガソリンが劣化すると、いわゆる「腐った」と表現される状態になります。具体的には、以下のような変化が現れます。
- 色の変化:透明感のあるオレンジ色 → 茶色や黒っぽい色
- 臭いの変化:本来のガソリン臭ではなく、ツンとした刺激臭や酸っぱい臭い
- 粘度の変化:サラサラしていたものが、ドロッと粘り気を帯びる
この状態になると、燃料としての性能は大きく低下しています。
劣化したガソリンを使うとどうなる?
「ちょっと古いくらいなら大丈夫だろう」と思ってしまいがちですが、劣化したガソリンを使うことには明確なリスクがあります。
- 燃料ポンプの詰まり
- インジェクターの不調
- エンジンの始動不良
- 最悪の場合、エンジン内部の損傷
特に、長期間放置された車やバイクで起こりやすいトラブルです。
もし、半年以上放置していて臭いや色に異変を感じた場合は、無理にエンジンをかけないことが重要です。整備工場やガソリンスタンドに相談し、ガソリンの抜き取りや処分を依頼しましょう。
長期間乗らない場合の対策
車やバイクにしばらく乗らないと分かっている場合、以下の対策がおすすめです。
- 定期的にエンジンをかけ、ガソリンを循環させる
- 可能であれば新しいガソリンを給油して入れ替える
- 備蓄する場合は、密閉性の高い携行缶を使用し、冷暗所で保管する
それでも、備蓄ガソリンは3〜6か月以内に使い切るのが安全です。
給油は「空に近い時」か「半分くらい」か論争、正解は?
これは昔からよくある議論ですが、現在の自動車業界やJAFなどの見解では、
「燃料が半分〜1/4程度になったら給油する」
のがベストとされています。
半分程度で給油するメリット
- 災害時の備え:地震や停電でスタンドが使えなくなっても、移動や車中泊が可能
- 結露防止:タンク内の空気量が少なくなり、水分混入のリスクを低減
- 燃料ポンプの保護:ガソリンに浸かることでポンプが冷却される
「ギリギリまで粘る派」の主張と現実
- 燃費が良くなるという説
- 実際には、タンク半分(約15kg)の差でも燃費向上は0.5%程度と誤差レベル
- 満タンで給油回数を減らしたい
理論上のメリットはあっても、実用面ではリスクの方が大きいのが現実です。
結論:給油は余裕を持つのが正解
現代の車においては、
- 残量1/2〜1/4で給油
- ガス欠ギリギリまで粘らない
これが、安全性・メンテナンス性の両面で最もバランスの取れた給油スタイルと言えます。
まとめ
一見、賞味期限とは無縁に思えるガソリンですが、実際には酸化という避けられない劣化が起こります。
特に、
- 忙しくてあまり乗らない車
- 長期間放置されがちなバイク
こうしたケースでは、機械的に問題がなくても「古いガソリン」が原因で不調になることがあります。
普段からこまめな給油を心がけることは、車やバイクを良い状態で長く使うための大切な習慣の一つです。ぜひ、今回の記事をきっかけに、給油のタイミングを少し意識してみてください。
それではまた別の記事でお会いしましょう
🟡 おまけコーナー:「明日って何の日?」
2月9日
【大福の日】
毎年2月9日に制定されている記念日です。
由来と目的
- 語呂合わせ: 「だいふ(2)く(9)」という言葉の響きに由来しています。
- 制定者: 総合食品卸の株式会社日本アクセスが2017年に制定しました。
- 目的: マンネリ化しがちな和菓子売場の活性化や、販売促進を目的としています。